第三級アマチュア無線技士 / 第三級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.2) / 各問題解説 / 問8
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第三級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.2) 問8 解説 アマチュア業務の周波数

無線通信規則の周波数分配表において、アマチュア業務に分配されている周波数帯は、次のどれか。

  1. 1. 28MHz~29.7MHz ✓ 正答
  2. 2. 47MHz~50MHz
  3. 3. 75.2MHz~87.5MHz
  4. 4. 108MHz~137MHz

解説

この問題は、アマチュア無線の周波数割り当て表を暗記しているかどうかを問う直接的な知識問題です。正解は選択肢1の28MHz帯(28.0~29.7MHz)です。これはアマチュア無線家にとって非常に馴染み深い「10メートルバンド」と呼ばれる周波数帯であり、HF帯(短波帯)の主要なバンドの一つとして世界中で活用されています。

アマチュアバンドの境界を知る意味

試験対策としては、主要なアマチュアバンドの範囲を暗記することが近道です。特に、よく出題されるのは以下の範囲です。

・7MHz帯:7.0~7.2MHz ・21MHz帯:21.0~21.45MHz ・28MHz帯:28.0~29.7MHz ・50MHz帯:50~54MHz ・144MHz帯:144~146MHz ・430MHz帯:430~440MHz

選択肢にある他の周波数帯を確認すると、47~50MHzはテレビ放送等で使用されていた領域、75.2~87.5MHzはFM放送帯、108~137MHzは航空無線(エアバンド)に割り当てられています。これらはアマチュア無線とは別の目的のために国際的なルールに基づいて分配されている周波数であり、アマチュア局が勝手に送信することは厳しく制限されています。

正解を導き出す思考のステップ

まず、選択肢を見たときに「アマチュア業務に割り当てられている周波数帯か、それとも他用途(放送や航空など)か」という視点で分類します。

  1. 28MHz付近:10mバンドとしてアマチュア無線の資格取得後すぐに運用できる馴染み深い帯域であると判断する。
  2. 50MHz付近:アマチュア帯は50~54MHzであるため、選択肢の「47~50MHz」という範囲は不自然であると判断する。
  3. 70MHz~130MHz付近:この領域は、身近なFMラジオ放送(76~95MHz)や航空無線(118~137MHz)の存在を思い出すことで、アマチュアバンドではないと判断する。

このように、自分が無線機を操作する際に「送信できる場所」と「聞いてはいけない(混信させてはいけない)場所」を区別するプロセスそのものが、そのまま試験の解答プロセスになります。

無線運用の現場で生きるルール

この問題で問われている周波数分配は、単なる試験対策の暗記ではありません。無線局を開局して実際に電波を出すとき、もっとも重要な「電波法」と「無線通信規則」の根幹に関わる知識です。

アマチュア無線局は、国から割り当てられた周波数以外で送信することはできません。もし間違った周波数で送信してしまうと、航空無線の安全を脅かしたり、放送局に妨害を与えたりする重大な事故につながります。そのため、国家試験では「どこがアマチュア局に使ってよい場所か」を正確に理解していることが強く求められます。この知識は、免許取得後、実際に無線機を操作する際の「送信してよい周波数を確認する」という日々の運用習慣の第一歩といえます。

参考リンク

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