第四級アマチュア無線技士 / 第四級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.1) / 各問題解説 / 問9
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第四級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.1) 問9 解説 無線通信の原則

次の文は、無線局運用規則の規定であるが、[ ] 内に入れるべき字句を下の番号から選べ。 「無線通信は、正確に行うものとし、通信上の誤りを知ったときは、[ ]」

  1. 1. 初めから更に送信しなければならない。
  2. 2. 通報の送信が終わった後、訂正箇所を通知しなければならない。
  3. 3. 直ちに訂正しなければならない。 ✓ 正答
  4. 4. 適宜に通報の訂正を行わなければならない。

解説

無線通信における「正確性」と、誤りを見つけた際の「迅速な対応」のルールを問う問題です。電波は有限で混信しやすい特性を持つため、間違いを発見した段階で即座に正すことが、通信の効率と正確さを保つための唯一の手段であるという原則を意識すれば、容易に正解を導き出せます。

法律が定める通信の正確性と訂正義務

無線局運用規則第10条第2項には、無線通信は正確に行うものとし、通信上の誤りを知ったときは、直ちに訂正しなければならないと定められています。

電波は、一つの周波数を複数の無線局が共有して利用する性質を持っています。そのため、一度流れてしまった誤った情報をそのまま放置したり、後からまとめて訂正したりすると、受信側が混乱するだけでなく、無駄な送信時間が増えて他の無線局に混信を与える原因になります。法律はこの事態を防ぐため、正確な送信と、誤りに対する即時の訂正を強く求めています。

合理的な通信手順から選択肢を絞り込む

誤りを発見したときの対応として、各選択肢の合理性を比較検討してみます。

まず、選択肢1の「初めから更に送信する」は、長文のメッセージだった場合に通信時間が非常に長くなり、電波を無駄に占有してしまいます。

次に、選択肢2の「送信が終わった後に通知する」や、選択肢4の「適宜に訂正する」は、相手が間違った情報を正しいものと信じ込んで行動してしまう危険性があります。特に災害時や安全に関わる緊急の通信において、後からの訂正は致命的な遅れにつながります。

したがって、誤りに気づいたその瞬間にその場で修正を行う、選択肢3の「直ちに訂正しなければならない」が、電波の無駄遣いを防ぎ、かつ誤解を最小限に抑える最も合理的で正しい手順となります。

実際の運用現場における訂正の重要性

この知識は、アマチュア無線の免許を取得した後の実際の交信で非常に重要になります。

例えば、音声通話で相手のコールサインを言い間違えてしまった場合、気づいた瞬間に「失礼、訂正します」と言ってから正しいコールサインを即座に言い直します。モールス符号(電信)を使用する場合でも、打ち間違えを識別するための特別な訂正符号(ドットを連続して送信する信号など)をすぐに送り、その直後から正しい文字を打ち直す習慣があります。

このように、電波という公共の財産を効率的に利用し、相手に正しい情報を素早く伝えるための基本姿勢として、このルールが定められています。

参考リンク

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