第四級アマチュア無線技士 / 第四級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.3) / 各問題解説 / 問8
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第四級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.3) 問8 解説 発射の制限

設問図

次の文は、アマチュア局における発射の制限に関する無線局運用規則の規定であるが、[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。 「アマチュア局においては、その発射の占有する [ ] に含まれているいかなるエネルギーの発射も、その局が動作することを許された周波数帯から逸脱してはならない。」

  1. 1. 周波数
  2. 2. 特性周波数
  3. 3. 基準周波数
  4. 4. 周波数帯幅 ✓ 正答

解説

この問題は、無線法規の条文を正確に記憶しているかどうかが鍵となります。「占有する」という言葉とセットで使われる専門用語を探すのが、最短の解法です。選択肢の中で、電波の広がりを表す物理量として「占有」という言葉と最も密接に関係しているのは「周波数帯幅」です。

占有周波数帯幅の概念

無線通信において、電波は単一の周波数だけで送信されているわけではありません。変調を行うと、中心周波数の上下に一定の幅をもって電波が広がります。この、送信に必要な電波のエネルギーが含まれる周波数の範囲を「占有周波数帯幅」と呼びます。

例えば、音声による通信(電話)を行う場合、単純な信号音よりも広い帯域が必要になります。もし、その帯域が許可された範囲を超えて広がってしまうと、隣の周波数を使っている他の無線局に妨害を与えてしまうことになります。そのため、このルールは電波の秩序を守るための極めて基本的な約束事といえます。

なぜ周波数帯幅でなければならないのか

問題文の後半にある「その局が動作することを許された周波数帯から逸脱してはならない」という部分に注目してください。この文章は、「自分が使っている電波の塊全体が、許可された枠の中に収まっていなければならない」というルールを定めています。

もし「周波数」や「特性周波数」といった点(あるいは単一の数値)で考えてしまうと、電波が持つ「幅」という概念が抜け落ちてしまいます。送信機から出る電波がどれだけの範囲に広がっているかという物理的な広がりを制御するためには、「周波数帯幅」という用語が不可欠なのです。

電波を守るということ

この規定は、アマチュア無線の免許を受けた者が守らなければならない「電波の質」に関する責任を象徴しています。自分がどの周波数を使っていても、その電波が隣のバンドや他人の通信領域にはみ出していないかを意識することは、電波法における技術的基準の根幹です。

実際の運用現場では、送信機の設定が正しくない場合や、変調を深くかけすぎた場合に、意図せず「占有周波数帯幅」が広がってしまうことがあります。無線局運用規則がこの項目を明文化しているのは、免許人一人ひとりが「自分の電波が他者に迷惑をかけていないか」を常に管理する義務があることを示しています。法規の勉強というと暗記ばかりに思われがちですが、この規定は「電波のきれいな使い方」というマナーの根拠にもなっているのです。

参考リンク

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