第一種電気工事士試験 / 令和4年度 第一種電気工事士 筆記試験 / 問47
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令和4年度 第一種電気工事士 筆記試験 問47 解説 機器の図記号

⑦に設置する機器として、一般的に使用されるものの図記号は。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ.
  3. ハ. ✓ 正答
  4. ニ.

解説

高圧受電設備において、図記号の「端部」の形状を確認することで、その機器が何を指しているかを即座に判断します。問題の選択肢はすべて開閉器の図記号ですが、遮断機能や保護機能の違いが端部のシンボルに現れています。

高圧開閉機器の図記号の読み解き方

高圧交流負荷開閉器(LBS)の図記号には、その機能を示す特徴的な記号が付与されています。

  • イ:円形のマークは、過電流引き外し装置付きや特定の遮断器に関連する記号として用いられます。
  • ロ:バツ印(×)は、遮断器(CB)の遮断接点部分によく見られる記号です。
  • ハ:T字型の平らな端部は、高圧交流負荷開閉器(LBS)に高圧限流ヒューズを組み合わせた「PF付高圧交流負荷開閉器」を示す標準的な記号です。
  • ニ:丸い塗りつぶし等の記号は、断路器(DS)やその他の開閉機構に関連して使用されます。

この問題では、高圧受電設備の主遮断装置として広く普及しているPF付高圧交流負荷開閉器を正しく選択できるかが問われています。

機器の構造から理解する識別ポイント

高圧受電設備において「負荷開閉器(LBS)」は、名前の通り負荷電流を遮断することはできますが、短絡電流のような大電流を遮断する能力はありません。そのため、短絡保護のために「高圧限流ヒューズ(PF)」を直列に組み合わせるのが一般的です。

このヒューズを組み合わせていることを示すのが、図記号の上端に見られる「T」の字のようなシンボルです。試験では、遮断器(CB)の記号と混同しないよう、それぞれの機器が持つ「遮断能力の範囲」と「記号の形状」をセットで覚えるのが最も効率的です。

現場での安全性と設計意図

高圧受電設備の単線結線図を正しく読み取る力は、単なる試験対策を超えて、現場での保守点検や事故調査において不可欠です。

例えば、メンテナンス時にどの開閉器を操作すれば安全に電源を切り離せるのか、あるいは特定の回路で故障が発生した際に、どの保護装置が先に動作すべきなのか(保護協調)を判断する際、図記号の正確な知識が判断の基準となります。特にPF付LBSは多くの小規模な受電設備で採用されているため、その図記号を即座に認識できることは、設備の異常時や定期点検時における初動の速さに直結します。試験で問われるこれらの図記号は、実務上の「共通言語」として整理しておきましょう。

参考リンク

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