第一種電気工事士試験 / 令和6年度 下期 学科試験 / 問47
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令和6年度 下期 学科試験 問47 解説 保護継電器の図記号

⑦で示す部分に設置する機器の図記号 と制御器具番号の組合せとして,正しい ものは。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ.
  3. ハ. ✓ 正答
  4. ニ.

解説

この問題は、保護継電器のANSI番号と図記号の対応を正確に暗記しているかを問うものです。解くための手順は、選択肢にある記号と番号を分解し、定義と合致するかを一つずつ照合することです。

記号の読み解き方

保護継電器の図記号には、機能を示す記号と数値が組み合わされています。

・U:電圧(Voltage)を意味します。 ・接地記号(⊥):地絡(Ground)に関わることを示します。 ・大なり(>):過(Over)、つまり設定値より大きい状態を検知します。 ・小なり(<):不足(Under)、つまり設定値より小さい状態を検知します。 ・数字:ANSI規格による制御器具番号です。

今回の選択肢に含まれる主要な番号の定義は以下の通りです。

・27:不足電圧継電器(Under Voltage Relay) ・59:過電圧継電器(Over Voltage Relay) ・64:地絡過電圧継電器(Ground Over Voltage Relay)

正誤の判断プロセス

選択肢を一つずつ確認します。

・イ:記号は「地絡過電圧」を示していますが、番号は「27(不足電圧)」の定義と矛盾するため誤りです。 ・ロ:記号は「地絡不足電圧(一般的ではない)」を示していますが、番号は「27(不足電圧)」であり、整合しません。 ・ハ:記号は「U <」で電圧不足を、番号は「27」で不足電圧継電器を示しており、正しい組合せです。 ・ニ:記号は「U >」で電圧過剰を、番号は「59」で過電圧継電器を示しています。一見正しそうに見えますが、試験問題の回路図で⑦が示す場所が不足電圧を検知すべき箇所であれば、消去法も含めてハを選択することになります。(※問題文の指示に従い、回路の文脈と番号定義の一致を優先します)

実務における重要性

この知識は、受変電設備の設計や保守管理において不可欠です。不足電圧継電器(27)は、停電や電圧降下時に遮断器を開放したり、あるいは停電復旧時に電動機が一斉に再起動して配電線が過負荷になるのを防ぐためのインターロックに使用されます。

過電圧継電器(59)や地絡過電圧継電器(64)は、系統の異常昇圧や地絡事故を早期に検知し、高圧機器を保護するために必須の機器です。これらの記号と番号が正しく読めなければ、単線結線図を見た際にどのような保護が施されているのかを読み解くことができません。試験対策としては、単なる暗記ではなく「電圧が下がった時に働くのが27」「地絡(接地)に関わるのが64」といったように、機能と番号をセットでイメージして記憶するのが効率的です。

参考リンク

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