第一種電気工事士試験 / 令和6年度 上期 第一種 学科試験 / 問47
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令和6年度 上期 第一種 学科試験 問47 解説 検電器の識別

設問図

⑦で示す部分の相確認に用いるものは。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ. ✓ 正答
  3. ハ.
  4. ニ.

解説

この問題は、写真に示された測定器や工具の中から、高圧受電設備において「相確認(検相)」を行うために必要なものを選別する問題です。正解はロ(検相器)です。

機器を見分けるポイント

試験では、実務で使用する測定器の外観を判別する能力が問われます。それぞれの選択肢が示す役割を整理しましょう。

  • イ(図左下):検電器。これは充電の有無を確認するためのものです。先端を電路に触れさせ、電圧がかかっているかを音や光で知らせる役割を持っています。
  • ロ(図右上):検相器。これが今回の正解です。三相回路において、各相(R, S, T)の順序や位相が正しく配置されているかを確認するために用います。写真のように2つの持ち手とそれをつなぐ線があり、各相の電圧を検出して順序を判定します。
  • ハ(図左上):これは検相器のように見えますが、構造的に三相をまとめて計測するタイプの簡易的な検相器や、回路状態をチェックする機器です。試験で頻出する「一般的な検相器」としては、選択肢ロの方が典型的です。
  • ニ(図右下):これは高圧検電器の先端部分です。高圧の充電部に直接触れて、活線状態にあるかを判別するためのものです。

なぜ検相が必要なのか

高圧受電設備を更新したり、ケーブルを接続し直したりした際、三相の相順(R-S-Tの並び順)が入れ替わってしまうと、電動機が逆回転してしまったり、保護継電器が誤動作したりする重大な事故につながる恐れがあります。

そのため、回路を投入する前の最終確認として、正しく相が接続されているかを検相器で確認する手順が非常に重要です。この知識は、現場での施工品質を担保するための最も基本的な技術の一つといえます。

試験における視覚的認識の重要性

第一種電気工事士試験では、実務の現場に即した写真問題が必ず出題されます。「検電器」と「検相器」は名前が似ていますが、目的が明確に異なります。

  • 検電器:電気があるか無いか(生存確認)
  • 検相器:電気の順番が正しいか(配置確認)

このように目的をセットで覚えると、外観写真を見たときに「これはどっちの用途のものか?」という判断がスムーズになります。現場の盤内作業をイメージしながら、それぞれの器具が「何のためのものか」を言葉にして整理しておくことが、合格への最短距離となります。

参考リンク

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