第一種電気工事士試験 / 令和7年度 下期 学科試験 / 問45
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令和7年度 下期 学科試験 問45 解説 試験用端子の名称

⑤で示す図記号の器具の名称は。

  1. 試験用電流切換スイッチ
  2. 試験用電圧切換スイッチ
  3. 試験用端子(電流端子)
  4. 試験用端子(電圧端子) ✓ 正答

解説

結論:図記号の形状から判別する

試験用端子の図記号は、正方形の箱の中に「V」または「A」の文字が記されています。このうち、「V」と書かれているものが電圧端子、「A」と書かれているものが電流端子です。本問の⑤が電圧端子を指している場合、図記号内の文字を確認することで即座に判断できます。

試験用端子の役割と図記号のルール

高圧受電設備では、計器用変流器(CT)や計器用変圧器(VT)の二次側に、保守点検や計器の試験を行うための端子台を設けます。これを「試験用端子」と呼びます。

この試験用端子の図記号は、正方形の中にその役割を示すアルファベットが配置されるという単純なルールで構成されています。

  • 試験用端子(電圧端子):正方形の中に「V」
  • 試験用端子(電流端子):正方形の中に「A」

第一種電気工事士試験では、単線結線図内に描かれたこれらの記号を正確に読み取る能力が求められます。特に配電盤の設計や点検においては、どこで電圧を測定し、どこで電流を切り離して試験を行うかを把握する必要があるため、この識別は実務の基礎となります。

実務における試験用端子の重要性

試験用端子は、高圧受電設備の定期点検において非常に重要な役割を果たします。電気計器や保護継電器の特性試験を行う際、設備を停止させることなく、あるいは安全に試験用の測定器を接続できるようにするために設置されています。

電流回路においては、CTの二次側を開放すると高電圧が発生して危険であるため、試験用端子には短絡機能(電流をバイパスさせる仕組み)を備えたタイプが使われることもあります。一方、電圧回路用ではそのような短絡事故の懸念は少ないため、構造や端子配列が異なります。

試験では「記号を見分ける」ことが目的ですが、実務の現場では「電圧用」か「電流用」かを間違えて結線すると、計器の焼損や保護継電器の誤動作を招く恐れがあります。図記号のアルファベット一文字の違いが、実務上の重大な事故防止に直結しているという背景を理解しておきましょう。

図記号の暗記ポイント

丸暗記をする際は、「V=Voltage(電圧)」、「A=Ampere(電流)」という単位の頭文字と直結させるのが最も効率的です。もし図記号に記号がなく、形状だけで判断を迷う場面に遭遇したとしても、まずはその端子が「電圧計のためのものか、電流計のためのものか」を回路構成から追いかける習慣をつけると、試験本番での失点を防ぐことができます。単線結線図全体を見たときに、VTから出ている線に繋がっているなら電圧端子、CTから出ている線に繋がっているなら電流端子と読み解くのが王道です。

参考リンク

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