第一種電気工事士試験 / 令和7年度 上期 第一種 学科試験 (出題例) / 問48
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令和7年度 上期 第一種 学科試験 (出題例) 問48 解説 高圧絶縁電線の構造

⑧で示す高圧絶縁電線(KIP)の構造 は。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ. ✓ 正答
  3. ハ.
  4. ニ.

解説

高圧絶縁電線(KIP)の構造を正しく選ぶには、名称に含まれる略称のルールと、各電線の断面構造をセットで暗記しておくことが近道です。この問題では、KIPの主要材料である「EPゴム」が使われている図を選択すれば正解にたどり着けます。

KIPの名称と構成材料

KIPは「架橋ポリエチレン絶縁電線」と混同されやすいですが、以下の構成要素を覚えることで判別が可能になります。

・KIP:高圧絶縁電線。絶縁体に耐熱性や耐候性に優れた「EPゴム(エチレンプロピレンゴム)」が使用されているのが大きな特徴です。 ・断面図の読み方:中心から外側に向かって、導体、セパレータ(導体と絶縁体の間の層)、絶縁体という順序で構成されています。

断面図から識別するプロセス

試験では、似たような図が並べられるため、以下の手順で絞り込みを行います。

  1. 名称の確認:KIPという名称から、絶縁体としてEPゴムが使われているかを確認します。選択肢の図の中で「EPゴム」という記載があるのはロだけです。
  2. 他の選択肢の排除: ・イ:塩化ビニル樹脂混合物は低圧絶縁電線や一般配線で見られる構成です。 ・ハ:架橋ポリエチレンとビニルシースという構成は、一般的にCVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)を指します。 ・ニ:半導電層や銅遮へいテープがある構造は、より高圧・大容量の送配電に用いられる高機能なケーブルであり、単なる絶縁電線とは構造が異なります。

現場での活用と設計の考え方

第一種電気工事士として現場に出ると、単に「電線」といっても、その設置環境や使用電圧に応じて多くの種類があることを学びます。KIPのような高圧絶縁電線は、キュービクル内部の配線や、耐候性が求められる場所での露出配線などに広く利用されます。

構造を理解しておくことは、電線の許容電流の判断や、端末処理を行う際に「どの層をどこまで剥ぎ取るか」という作業判断の根拠となります。特にEPゴムは柔軟性があり扱いやすい反面、適切な工具で慎重に加工する必要があるため、構造を知っていることは施工品質と安全の両面で極めて重要な知識となります。

参考リンク

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