第二種電気工事士 / 令和5年度 下期 学科試験(午前) / 問34
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令和5年度 下期 学科試験(午前) 問34 解説

別表1

④で示す部分の小勢力回路で使用できる電線(軟銅線)の導体の最小直径 [mm] は。

  1. イ. 0.5
  2. ロ. 0.8 ✓ 正答
  3. ハ. 1.2
  4. ニ. 1.6

解説

この問題は、電気設備の技術基準における小勢力回路の規定を暗記しているかどうかを問う知識問題です。図面上の番号④が指し示しているのはチャイム(ベル)であり、最大使用電圧が60V以下の小勢力回路に該当します。この回路で使用する軟銅線の導体の最小直径は0.8mmと定められているため、選択肢ロが正解となります。

小勢力回路とは 小勢力回路とは、最大使用電圧が60V以下の回路で、絶縁変圧器によって供給されるものを指します。住宅内ではチャイムやインターホン、ドアベルなどが代表例です。これらの機器は消費電力が非常に小さく、一般的な照明やコンセント回路のような太い電線(1.6mmなど)を必要としません。しかし、細すぎると断線の危険があるため、電気設備の技術基準によって最低限の太さが0.8mmと決められています。

試験での判断ポイント 配線図問題において、チャイムやベルを見つけたら「小勢力回路=0.8mm」というルールを即座に引き出せるようにしておきましょう。試験では、この知識に関連して以下の点もあわせて整理しておくと安心です。

  1. 電線の直径に関する規定 屋内配線用の絶縁電線(IV線やVVFケーブル)の最小太さは、原則として1.6mmです。しかし、この問題のような小勢力回路の場合は例外として0.8mmが認められています。

  2. 絶縁変圧器の二次側 小勢力回路は、必ず絶縁変圧器(トランス)を介して電源が供給されています。図面を確認する際、チャイムの近くにトランスが設置されている(EETの記号で示されることが多い)ことを確認する習慣をつけると、回路の構造がより深く理解できます。

計算が必要な配線問題と異なり、この問題は「知っているか、知らないか」で正否が決まります。他のひっかけ問題として、0.5mmという選択肢が出てくることがありますが、これは通信用ケーブルなどで使われる細い線であり、電気工事士試験の電力回路のルールとしては間違いであることを区別しておきましょう。

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