第二種電気工事士 / 令和5年度 下期 学科試験(午前) / 問39
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令和5年度 下期 学科試験(午前) 問39 解説

別表1

⑨で示す引込口開閉器が省略できる場合の、住宅と車庫との間の電路の長さの最大値 [m] は。

  1. イ. 8
  2. ロ. 10
  3. ハ. 15 ✓ 正答
  4. ニ. 20

解説

この問題は、電気設備に関する技術基準で定められた「引込口開閉器の省略」についての規定を問うものです。「同一敷地内の別棟へ配線する場合、電路の長さが15m以下であれば開閉器を省略できる」という数値を暗記していれば即座に解答できます。

引込口開閉器の省略規定

電気設備の技術基準では、原則として各建物の引込口には過電流遮断器や開閉器を設置することが義務付けられています。しかし、同じ敷地内にある別の建物(車庫や物置など)へ電気を送る場合、その距離が極めて近ければ、わざわざ別の開閉器を設ける必要はないという例外が認められています。

この「近距離」の判断基準となるのが15mという数値です。つまり、母屋の分電盤から車庫の入口までの電路の長さが15m以下であれば、車庫側での引込口開閉器の設置を省略しても良い、というルールです。

試験での狙い所

この問題は、試験の配線図問題の一部として出題されます。図面上では、母屋から車庫に向かって配線が伸びており、その距離を判断する根拠としてこの知識が必要になります。

試験においてこの知識を問うパターンは主に以下の2種類です。

  1. 今回のように、数値(15m)を直接選択させる問題
  2. 「別棟への配線距離が18mであるため、引込口開閉器が必要である」といった、正誤判定を求める問題

実務の現場では、この15mという境界線は非常に重要です。もし15mを超えてしまう場合は、車庫の入口付近に過電流遮断器などを収めたボックスを設置する必要があるため、材料費や工事の手間が増えることになります。

学習のアドバイス

この規定に関連して、過電流遮断器の設置場所に関するルールもあわせて整理しておきましょう。原則として「引き込み点」に設置するのが基本ですが、この省略規定は非常に狙われやすいポイントです。

  • 同一敷地内であること
  • 電路の長さが15m以下であること

この2つの条件をセットで覚えておくことで、試験本番で迷うことなく正答を導き出せるようになります。数字の「15」をしっかりと記憶に定着させておいてください。

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