令和6年度 下期 学科試験 問24 解説
アナログ式回路計(電池内蔵)の測定レンジを図のように選定し測定したところ,目盛板の値を示した。測定値として,正しいものは。
- イ.直流205V
- ロ.抵抗4.5Ω
- ハ.交流205V ✓ 正答
- ニ.直流20.5mA
解説
この問題の解き方は、以下の3ステップです。
- レンジを確認する:切り替えスイッチが「ACV」の「250」を指しています。
- 目盛を選択する:電圧測定なので、上側の「V・A」目盛のうち「250」という数字がある目盛段を使います。
- 読み取る:指針は「200」と「250」の間にあります。最小目盛が「5」単位なので、200から1目盛分進んだ値、つまり「205」と読み取ります。単位はレンジがACVなので「V」となります。
flowchart LR A[レンジ確認<br/>ACV 250] --> B[対応目盛を選択<br/>V・Aの250段] B --> C[1目盛値を確認<br/>250÷50=5] C --> D[指針位置を読む<br/>200から1目盛先] D --> E[測定値<br/>205 V]
アナログ回路計の読み方のコツ アナログテスタには複数の目盛が刻まれています。慣れないうちは、選んだレンジの数字と同じ最大値を持つ目盛段を素早く見つけることが重要です。
今回のようにレンジが250の場合、目盛板の「250 / 50」と書かれた段を利用します。この段において、0から250までを50等分しているため、1目盛あたりの値は となります。もしレンジを50に切り替えて測定していたら、同じ指針の位置でも と の間にあるため、 と の間(正確には41)と読み替える必要がある、という点に注意してください。
レンジごとの読み替え方 このテスタには以下の目盛が用意されています。
- 250レンジ使用時:250の目盛段をそのまま読みます(1目盛=5)。
- 50レンジ使用時:50の目盛段をそのまま読みます(1目盛=1)。
- 10レンジ使用時:50の目盛段を読み、値を します(1目盛=0.2)。
試験では、電圧測定(DCV/ACV)、電流測定(DCA)、抵抗測定(Ω)のそれぞれで目盛の読み方が異なります。特に抵抗測定は目盛が左から右へ行くほど値が小さくなる対数目盛であるため、読み間違いが起きやすい箇所です。電圧や電流は比例目盛なので、最大値との比率さえ間違えなければ確実に読み取ることができます。
試験本番では、まず「今どのレンジに合わせているか」を指で確認し、次に「対応する目盛はどこか」を目視で追いかける習慣をつけておくと、計算ミスや読み間違いを防ぐことができます。