第二種電気工事士 / 令和6年度 下期 学科試験 / 問44
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令和6年度 下期 学科試験 問44 解説

別表1

⑭で示す点滅器の取付け工事に使用されることのない材料は。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ.
  3. ハ.
  4. ニ. ✓ 正答

解説

この問題は、埋込形の点滅器(スイッチ)を壁内やボックスに固定するために必要な部材と、そうでないものを見分ける問題です。

正解となる判断基準は「埋込用か露出用か」を区別することです。選択肢のイ、ロ、ハは壁の中に埋め込む施工(埋込配線)で一セットとして使用される部材ですが、ニはそれらとは用途が全く異なります。

各選択肢の名称と役割は以下の通りです。

イ. アウトレットボックス 壁の中や天井裏で電線を接続したり、配管の分岐を行ったりするための金属製の箱です。埋込配線の際のベースとなります。

ロ. カバー(スイッチカバー) アウトレットボックスの開口部に被せる金属板です。これを取り付けることで、スイッチを固定するための開口部を作ることができます。

ハ. 取付枠 埋込スイッチそのものを固定するための枠です。カバーの開口部にこの取付枠をネジで固定し、さらにスイッチ本体をこの枠にはめ込みます。

ニ. 露出ボックス(または露出形スイッチボックス) 壁の表面に直接取り付けて、露出配線を行う際にスイッチなどを収めるための箱です。これ自体がスイッチを収める「箱」としての役割を持っており、イ、ロ、ハのような部材と組み合わせて使うものではありません。

試験では、写真を見て名称を答える問題や、施工方法と部材の組み合わせを問う問題が頻出します。

flowchart LR
  A[埋込施工] --> B[アウトレットボックス]
  B --> C[スイッチカバー]
  C --> D[取付枠]
  D --> E[スイッチ本体]
  E --> F[プレート]
  G[露出施工] --> H[露出ボックス]
  H --> I[露出形スイッチ]
  I --> J[プレート]

・埋込施工:アウトレットボックス+スイッチカバー+取付枠+スイッチ+プレート ・露出施工:露出ボックス+露出形スイッチ+プレート

これらのセットをイメージできるようにしておくと、他の配線器具に関する写真問題でも迷わなくなります。特にアウトレットボックス(イ)と露出ボックス(ニ)の見た目の違いは、しっかり目に焼き付けておきましょう。アウトレットボックスは平べったく、側面や底面にノックアウト(穴)がたくさん開いているのが特徴です。一方、ニの露出ボックスは厚みがあり、強固な金属製で外観がすっきりしています。

現場の施工において、どの材料がどの工事に適しているかを理解することは、筆記試験だけでなく実技試験(技能試験)でも必須の知識となります。部材の名称と用途をセットで覚えるのが合格への近道です。

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