第二種電気工事士 / 令和6年度 上期 学科試験 / 問15
certification-simodake-work

令和6年度 上期 学科試験 問15 解説

組み合わせて使用する機器で,その組合せが明らかに誤っているものは。

  1. イ.ネオン変圧器と高圧水銀灯 ✓ 正答
  2. ロ.光電式自動点滅器と庭園灯
  3. ハ.零相変流器と漏電警報器
  4. ニ.スターデルタ始動装置と一般用低圧三相かご形誘導電動機

解説

この問題は、電気設備の組み合わせに関する知識を問うものです。正解を選ぶための判断根拠は、それぞれの機器がどのような目的で、どのような相手と組み合わされるべきかを理解しているかどうかです。

ネオン変圧器は、ネオン管の放電に必要な高い電圧(数千ボルトから一万ボルト程度)を供給し、かつ放電を維持するための漏れ磁束変圧器です。一方、高圧水銀灯は放電現象を利用する照明器具ですが、点灯には専用の安定器が必要です。両者は放電灯という共通点はあるものの、ネオン変圧器をそのまま高圧水銀灯の電源として使うことはできません。

他の選択肢の妥当性を確認しておきましょう。

光電式自動点滅器と庭園灯 光電式自動点滅器は、周囲の明るさを感知して照明のオンオフを自動制御する装置です。夜間に点灯させる必要がある庭園灯などの外灯制御によく用いられる正しい組み合わせです。

零相変流器と漏電警報器 零相変流器は、回路の漏れ電流を検出するために使用されます。検出された漏れ電流の信号を、漏電警報器に送ることで、監視や警報を行う構成は、漏電検知の基本セットです。

スターデルタ始動装置と一般用低圧三相かご形誘導電動機 スターデルタ始動は、かご形誘導電動機の始動時に流れる過大な電流を抑制するための手法です。始動時にスター結線で電圧を下げ、加速後にデルタ結線へ切り替えるこの制御方式は、三相誘導電動機の始動制御において非常に一般的な組み合わせです。

試験では、機器の名称と、それが「何の目的で」「どのような構成要素と共に使われるか」という機能的な結びつきを整理しておくことが重要です。特に、放電灯の種類(ネオン管、蛍光灯、水銀灯、ナトリウム灯など)によって、必要な電源装置や始動方式が異なる点は混同しやすいため注意してください。

この種の問題は、現場での実務知識を問う側面があるため、図記号の問題と併せて学習すると効率的です。機器の名称だけでなく、電気図面上のシンボルと照らし合わせながら、その機器が配線図の中でどのような役割を担っているかをイメージできるようになると、応用問題にも対応しやすくなります。

学習の記録にははてなブックマーク!

気づいたこと・覚えたことをコメントにメモしよう