第二種電気工事士 / 令和6年度 上期 学科試験 / 問35
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令和6年度 上期 学科試験 問35 解説

別表1

⑤で示す部分の配線で(VE28)とあるのは。

  1. イ. 外径28mmの硬質ポリ塩化ビニル電線管である。
  2. ロ. 外径28mmの合成樹脂製可とう電線管である。
  3. ハ. 内径28mmの硬質ポリ塩化ビニル電線管である。 ✓ 正答
  4. ニ. 内径28mmの合成樹脂製可とう電線管である。

解説

この問題は、電線管の記号(VE)が何を指しているのか、そして呼び径が内径と外径のどちらを基準にしているのかを正確に記憶しているかが問われます。

解き方のポイントは、以下の2点に分解して選択肢を絞ることです。

  1. 記号「VE」が指す電線管の種類を見分ける
  2. 呼び径が内径と外径のどちらを指すかを確認する

今回のケースでは、VEは「硬質ポリ塩化ビニル電線管」を指す記号です。また、多くの電線管の呼び径において、VE管は「内径」に近い値が呼び径として採用されているため、これら両方を満たす「内径28mmの硬質ポリ塩化ビニル電線管」が正解となります。

電線管の種類と記号の覚え方

第二種電気工事士の試験では、図面や問題文に出てくる電線管の記号を即座に読み解く必要があります。以下の代表的な記号は必ず暗記しておきましょう。

・VE:硬質ポリ塩化ビニル電線管(Rigid Vinyl conduit) ・CD:合成樹脂製可とう電線管(コンクリート埋設用) ・PF:合成樹脂製可とう電線管(露出配管などで使用される自己消火性のあるもの) ・G:鋼製電線管(厚鋼電線管、薄鋼電線管など)

特にVEとCD/PFの混同は非常によくあるミスです。「VE」は硬いパイプ、「CD/PF」は曲げられる管(可とう管)であるとイメージしておくと整理しやすくなります。

呼び径に関するルール

電線管の呼び径は、管の種類によって基準が異なる場合があります。

・VE管:呼び径は内径に最も近い値を示します。 ・鋼製電線管:厚鋼電線管は内径、薄鋼電線管は外径が呼び径となります。

試験においては、このように「記号の意味」と「呼び径の基準」の二段構えで問われることが多いです。今回の問題のように、選択肢には「外径」と「内径」を入れ替えたひっかけが用意されています。電線管の名称を覚えるだけでなく、その管が「内径基準か、外径基準か」という点もセットで整理しておくと、試験本番で迷わず回答できるようになります。

実際の配線図読み取りでの活用

実務や試験問題において、この知識は電線の許容電流を計算する際にも重要です。例えば、一つの管の中に複数の電線を収める場合、管の内径が大きければそれだけ多くの電線を通すことができます。呼び径の定義を正確に理解しておくことは、配管設計の基礎となる重要なステップといえます。

今後、他の配線図問題でも電線管の記号が出てきたら、単に名称を思い出すだけでなく「これは硬い管か? 柔らかい管か?」「呼び径は内径ベースか?」と自問自答する習慣をつけておきましょう。

flowchart TD
  A[記号を読む] --> B{VEか?}
  B -->|はい| C[硬質ポリ塩化ビニル電線管]
  C --> D[呼び径は内径ベース]
  D --> E[内径28mmを選ぶ]
  B -->|いいえ| F[CD/PF/Gなど別種を判定]

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