第二種電気工事士 / 令和7年度 下期 第二種 学科試験 / 問16
certification-simodake-work

令和7年度 下期 第二種 学科試験 問16 解説

設問図

写真に示す材料の名称は。

  1. イ. ユニバーサル
  2. ロ. ノーマルベンド ✓ 正答
  3. ハ. ベンダ
  4. ニ. カップリング

解説

写真の材料は、金属管(電線管)を直角に曲げる際に使用されるノーマルベンドです。滑らかに90度カーブしている形状から、迷わず「ロ」を選択しましょう。

材料の役割と特徴

電線管工事では、直線の管だけではなく、建物の角などに合わせて経路を曲げなければならない場面が多々あります。 ノーマルベンドは、あらかじめ工場で90度に曲げ加工された接続パーツです。これを使用することで、現場でわざわざ管を曲げる手間を省き、きれいに配管を仕上げることができます。

写真のノーマルベンドを詳しく見ると、両端の接続部分に小さなボルト(止めねじ)が付いています。これは「ねじなし電線管(E管)」用のタイプで、管を差し込んでねじを切る(頭を飛ばす)だけで簡単に固定できる仕組みになっています。

試験に出る類似材料との見分け方

試験では、似たような用途の材料が選択肢に並びます。以下の違いを整理しておきましょう。

flowchart TD
  A[写真鑑別] --> B{形状は?}
  B -->|90度カーブでカバーなし| C[ノーマルベンド]
  B -->|カバー付き| D[ユニバーサル]
  B -->|直線の筒状| E[カップリング]
  B -->|工具の本体| F[ベンダ]
  • ユニバーサル(イ): L形やT形の形状をしていますが、ノーマルベンドとの最大の違いは「蓋(カバー)がついている」ことです。角で電線を引き出しやすくするために、開閉できる構造になっています。
  • ベンダ(ハ): 材料ではなく、金属管を曲げるための「工具」のことです。ノーマルベンドのような既製品を使わず、自分の手で管を曲げる際に使用します。
  • カップリング(ニ): 直線の管と管をつなぐための材料です。カーブはしておらず、筒状の形をしています。

覚えておきたい実務と試験のポイント

この問題の材料が「ノーマルベンド」であると判断できたら、あわせて**「ねじなし電線管用」**であることも意識しておきましょう。 写真に「止めねじ」が見える場合は、ねじ切り作業が不要な「ねじなし(E管)」用です。もし止めねじがなく、端の内側に溝が切ってあれば「厚鋼電線管(G管)」用のノーマルベンドとなります。

第2種電気工事士の筆記試験では、こうした写真判別問題が必ず数問出題されます。ノーマルベンドは「直角に曲がっただけのシンプルな管」という特徴を掴んでおけば、確実に得点できるサービス問題です。

学習の記録にははてなブックマーク!

気づいたこと・覚えたことをコメントにメモしよう