令和7年度 下期 第二種 学科試験 問44 解説
14で示す図記号の器具は。
- イ. ✓ 正答
- ロ.
- ハ.
- ニ.
解説
【問44】14で示す図記号の器具は。
解き方: 図記号は、回路図で特定の機器を表すために用いられます。この問題では、14で示された図記号がどのような電気機器を表しているかを判断する必要があります。図記号と選択肢の機器名を照合することで正解を導き出します。
解説: この問題は、電気工事士試験で頻出する「図記号」に関する知識を問うものです。図記号は、電気回路図において、電線路に接続される機器を視覚的に分かりやすく表現するために用いられます。試験では、様々な機器の図記号を正確に理解しておくことが不可欠です。
flowchart TD
A[図記号14を確認] --> B[記号内の N と L を確認]
B --> C[単相回路用機器と判断]
C --> D[漏電を示す記号要素を確認]
D --> E{漏電を検知して遮断する機器か?}
E -- はい --> F[漏電遮断器]
E -- いいえ --> G[配線用遮断器などを再検討]1. 図記号の構成要素と意味 14で示されている図記号は、感嘆符(!)のような記号と、それを囲む四角形、そしてその中に「N」と「L」という記号が描かれています。
- 感嘆符(!)のような記号: これは、一般的に「漏電」や「異常」を検知する機能を持つ機器を示唆しています。
- 四角形: 電気機器の筐体(本体)を表す基本的な記号です。
- 「N」と「L」: これらは、それぞれ「ニュートラル線(中性線)」と「ライン線(非接地側)」を表します。これは、対象の機器が単相2線式または単相3線式回路で使用されることを示しています。
これらの要素を総合すると、この図記号は「漏電を検知し、異常時に回路を遮断する機能を持つ機器」を表していると推測できます。
2. 選択肢と図記号の照合 各選択肢に示されている機器と、14の図記号が表す意味を比較します。
- イ. 漏電遮断器: 漏電遮断器は、電気回路に漏電が発生した場合に、自動的に電流を遮断して感電や火災を防止する機器です。その機能は、まさに「漏電を検知し、遮断する」というものであり、図記号の特徴と一致します。
- ロ. 配線用遮断器: 配線用遮断器は、過負荷や短絡(ショート)が発生した場合に、自動的に電流を遮断する機器です。漏電を検知する機能は、基本的には持ちません。
- ハ. 小型漏電遮断器(AB型): AB型は、漏電遮断器の一種ですが、一般的に漏電遮断器の図記号としてより広く使われるのは、感嘆符のような記号を持つものです。
- ニ. 安全ブレーカー(HB型): 安全ブレーカーは、配線用遮断器の一種であり、過負荷や短絡から機器や配線を保護します。漏電遮断機能はありません。
これらの比較から、14の図記号は「漏電遮断器」を表していると判断できます。
3. 漏電遮断器の銘板から読み取れる情報 問題の内部メモにもあるように、漏電遮断器の銘板には、その性能を示す様々な情報が記載されています。
- 定格感度電流(例:30mA): 漏電を検知して動作する最小の漏電電流値です。この値が小さいほど、より感度が高く、安全性が向上します。
- 動作時間(例:0.1秒以内): 漏電を検知してから遮断するまでの時間です。
- 極数(例:2P): 回路の相数と中性線(N)のいずれを遮断するかを示します。2Pは単相2線式用で、2つの線(LとN)を遮断します。
- 素子数(例:2E): 遮断器の遮断極数を示します。2Eは2極を意味します。
- 定格電圧(例:AC100-200V): 使用できる電圧の範囲です。
- 定格電流(例:20A): 遮断器が遮断せずに流せる最大の電流値です。
- 種類(例:AB型、高速型): 漏電遮断器の特性や用途を示します。
これらの情報を理解することで、実際に使用する漏電遮断器の選定や、回路図上の図記号の意味をより深く理解することができます。
4. 実際の使用場面 漏電遮断器は、家庭の分電盤や、水回り、屋外など、漏電による事故のリスクが高い場所に設置されます。特に、浴室やキッチン、洗面所など、水に濡れやすい場所では、感電防止のために必須の機器です。また、業務用厨房や工場などでも、安全確保のために広く利用されています。
5. 参考図記号 (※ここでは具体的な参考URLの掲載は省略しますが、電気工事士試験の過去問集や、電気設備に関する技術基準などを参照すると、様々な機器の図記号が掲載されています。)
結論として、14の図記号は漏電遮断器を表しており、選択肢イ.が正解となります。