令和7年度 上期 学科試験 問34 解説
④で示す図記号の名称は。
- イ. 電磁開閉器用押しボタン
- ロ. 遅延スイッチ
- ハ. 圧力スイッチ
- ニ. 確認表示灯付電磁開閉器用押しボタン ✓ 正答
解説
この問題は、電気設備の図記号を暗記しているかどうかを問う知識問題です。図記号の構成要素を分解して見ることで、正確に正解を導くことができます。
図記号の読み解き方 今回の図記号は「押しボタン」と「電磁開閉器」に関連する要素を組み合わせて構成されています。まず、外枠の形状が操作スイッチを示しており、その中に「電磁開閉器用(電磁接触器の操作用)」であることを示す要素と、動作状態を表示するランプ(確認表示灯)の要素が盛り込まれているのが特徴です。
選択肢の中では、もっとも情報量が多い「確認表示灯付電磁開閉器用押しボタン」が正解となります。
図記号の識別ポイント 第二種電気工事士の試験では、スイッチや感知器などの図記号が多く出題されます。今回の問題を解く際は、以下の要素に注目してください。
押しボタンの基本形は、円形や四角形の枠内にボタンの動作を示すマークが入ります。 電磁開閉器(マグネットスイッチ)は電動機の制御などで頻繁に使われるため、その操作ボタンには、設備が運転中か停止中かを確認するためのパイロットランプ(確認表示灯)が併設されることが一般的です。 図記号内に黒丸や斜線、あるいは小さな丸などの補助記号がある場合、それは「何らかの表示灯」や「特殊な機能」を付加していることを意味します。
試験での活用シーン 図記号の問題は、配線図問題だけでなく、施工条件や材料の選定に関する問題でも関連知識が求められます。特に電磁開閉器まわりの回路図は、電動機の制御回路(シーケンス回路)の基礎となるため、図記号をただ覚えるだけでなく、実際の現場でどのような役割を果たすかをイメージしておくことが重要です。
例えば、ポンプや換気扇の遠隔操作盤を想像してみてください。現場では「運転ボタンを押すとモーターが回り、同時に緑色のランプが点灯する」という構成がよく見られます。この構成を回路図上に落とし込んだものが、今回の問題の図記号となります。
よく似た記号との比較 「圧力スイッチ」や「遅延スイッチ」などは、図記号の中に波形(圧力)やタイマーを示す矢印など、動作原理を想起させる記号が含まれます。これらと今回のような操作ボタン系の記号を混同しないよう、それぞれの記号が持つ意味(操作用か、自動検出用か)を区別して整理しておきましょう。