第二種電気工事士 / 令和8年度 上期 学科試験 / 各問題解説 / 問34
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令和8年度 上期 学科試験 問34 解説 コンセント図記号の種類

別表1

④で示す図記号の器具の種類は。

  1. イ.接地極付接地端子付漏電遮断器付コンセント ✓ 正答
  2. ロ.接地極付コンセント
  3. ハ.接地極付接地端子付コンセント
  4. ニ.接地端子付コンセント

解説

コンセントの図記号の横に書かれた傍記文字「EET」と「EL」を解読することで、正解を導き出せます。「EET」は接地極付接地端子付、「EL」は漏電遮断器付を表すため、これらをすべて備えた「イ.接地極付接地端子付漏電遮断器付コンセント」が正解となります。

コンセント図記号に添えられたアルファベットの意味

単線図に描かれるコンセントの基本記号は丸の中に2本線が入った形をしています。この基本記号の横に添えられているアルファベット(傍記文字)は、そのコンセントが持つ特別な機能や仕様を示しています。本問で使われている文字の意味は以下の通りです。

E:接地極付(Earth pole) アース用の刃を受ける穴が付いているコンセントです。

ET:接地端子付(Earth Terminal) アース線をネジなどで固定して接続できる端子が付いているコンセントです。

EET:接地極付接地端子付 接地極(E)と接地端子(ET)の両方を備えているコンセントです。

EL:漏電遮断器付(Earth Leakage circuit breaker) 感電や火災を防ぐため、漏電を検知した際に即座に電気を遮断する漏電遮断器が内蔵されたコンセントです。

そのほか、防雨形を示すWPや、抜け止め形を示すLKなど、現場でよく使われる傍記文字も合わせて覚えておくと配線図問題の得点力が大幅に向上します。

アルファベットから器具名称を導き出す手順

問題図の④が指している便所横のコンセント記号を確認すると、基本記号のすぐ横に「EET」と「EL」の2つの文字が記載されています。

まず「EET」に着目します。これは「接地極(E)」と「接地端子(ET)」の両方を備えていることを示します。

次に「EL」に着目します。これは「漏電遮断器付(Earth Leakage)」であることを示します。

この2つの要素をそのまま組み合わせると「接地極付接地端子付」+「漏電遮断器付」となります。選択肢の中でこれらすべての条件を完全に満たしているのはイの「接地極付接地端子付漏電遮断器付コンセント」のみです。

水回りの安全を守る配線設計と試験のねらい

本問で出題されているコンセントは、図面上で便所や洗面所の近くに配置されています。このような水回りや湿気の多い場所では、万が一機器が絶縁破壊を起こした際に強い感電事故につながる危険性があります。

温水洗浄便座や洗濯機、電子レンジなどの機器は、アース線(接地線)を正しく接続して漏電時の電流を逃がす必要があります。そのため、接地極と接地端子の両方を持つコンセント(EET)が施工されます。

さらに、水濡れの危険が高い場所では、アースだけに頼るのではなく、漏電が発生した瞬間に0.1秒以下などの超高速で回路を遮断する漏電遮断器付コンセント(EL)を配置することで二重の安全対策を講じます。

第二種電気工事士の試験において、この記号が出題される意図は単なる暗記確認にとどまりません。現場において「どの場所にどのような安全機能を持つ器具を設置すべきか」という実務的な判断力を養うための重要な問題です。

参考リンク

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