令和8年度 上期 学科試験 問35 解説 ペンダントの図記号
⑤で示す部分にペンダントを取り付けたい。 図記号は。
- イ.
- ロ. ✓ 正答
- ハ.
- ニ.
解説
ペンダントライト(吊り下げ形照明器具)を示す図記号は「○の中に水平線を1本引いた形状」です。選択肢の中でこれに合致するのは「ロ」であるため、ロが正解となります。
照明器具を表す配線図記号の識別ルール
配線図で用いられる照明器具の図記号は、JIS C 0303(構内電気設備の配線用図記号)によって規定されています。器具の取り付け方法や形状の特徴が、記号の図形やアルファベットの文字で表現されています。
選択肢に登場した各記号の意味は以下の通りです。
イ.○の中にCL:CLはCeiling Light(シーリングライト)の略で、天井面に直接取り付ける照明器具を示します。 ロ.○の中に水平線1本:コードやチェーンで天井から吊り下げるペンダントライトを示します。 ハ.○の中に( ):天井に取り付ける引掛シーリング(シーリングローゼット)を示します。 ニ.○の中にCH:CHはChandelier(シャンデリア)の略で、装飾的な吊り下げ照明器具を示します。
図記号の形状から正解を絞り込む手順
問題文では「⑤で示す部分にペンダントを取り付けたい」と指定されています。平面図の⑤の位置を確認すると、ダイニングの天井中央付近を指していることがわかります。
ペンダントライトは吊り下げ器具であるため、図記号としては「丸の中に水平1本線」を選択します。
各選択肢の記号を判定します。
イの「CL」は天井直付のシーリングライトのため不適切です。 ロの「丸の中に水平1本線」はペンダントの正しい図記号であるため適合します。 ハの「丸の中に( )」は天井側の電源接続部である引掛シーリングを示すため不適切です。 ニの「CH」はシャンデリアを示すため不適切です。
したがって、正解はロとなります。
設計図面における意図の伝達と現場施工での役割
電気工事の現場において、設計図に書かれた図記号は施工者に対して「どの位置にどのような器具を取り付けるか」を正しく伝える重要な役割を果たします。
ダイニングやリビングなどの居室では、天井直付のシーリングライト(CL)なのか、吊り下げ式のペンダントライトなのか、あるいは埋込型のダウンライト(DL)なのかによって、施工時に用意する引掛シーリングの形状や天井の補強、配線位置が変化します。
この問題は単なる暗記確認にとどまらず、図面から部屋の用途やデザイン意図(食卓の上にペンダントライトを配置する設計)を正確に読み取り、適切な施工手配を行うための基礎力を養うことを目的としています。