平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問75 解説 RSSの定義
ブログやニュースサイト, 電子掲示板などのWebサイトで, 効率の良い情報収集や 情報発信を行うために用いられており, ページの見出しや要約, 更新時刻などのメタ データを, 構造化して記述するためのXMLベースの文書形式を何と呼ぶか。
- ア API
- イ Open XML
- ウ RSS ✓ 正答
- エ XHTML
解説
キーワードを拾い出し、技術の定義と合致させることで即座に正解を導き出せます。「Webサイトの更新情報」「見出し・要約・時刻」「XMLベース」という特徴は、RSSの典型的な説明文です。
RSSが提供する価値とは
RSS(Really Simple Syndication)は、Webサイトの更新情報を配信するための仕組みです。本来、ブログやニュースサイトの新着情報をチェックするには、ユーザーが一つずつサイトにアクセスして確認する必要がありました。しかし、RSSを利用すれば、サイト側がXML形式の要約データ(RSSフィード)を公開し、ユーザーは「RSSリーダー」というツールを使って、複数のサイトの更新情報をまとめて自動で受信できます。これにより、効率的な情報収集が可能になります。
選択肢の判断プロセス
問題文の条件を各選択肢と照らし合わせます。
ア API(Application Programming Interface)は、異なるプログラム間で機能を呼び出し合うためのインターフェースであり、文書形式そのものではありません。 イ Open XMLは、Microsoft Office(WordやExcelなど)のファイル形式として採用されている標準的なXML形式です。Webサイトの更新通知を目的としたものではありません。 ウ RSSは、Webサイトの更新情報を効率的に取得するために設計されたXMLベースのフォーマットです。問題文の定義と完全に一致します。 エ XHTMLは、HTMLをXMLの文法に従って書き直したものであり、Webページを作成するための言語です。更新情報の配信を主目的とはしていません。
技術の役割と学習のポイント
RSSは、Web上の「プル型(自分から情報を取りに行く)」の情報収集を、効率的な「プッシュ型(通知を受け取る)」に近づけるための技術です。現在ではSNSやプッシュ通知などの普及により、RSSリーダーの利用頻度は一時期よりも減っていますが、技術的な仕組みや考え方はポッドキャストの配信やWebコンテンツの自動連携などで今なお現役です。
ITパスポート試験において、この問題は「Web関連のデータ形式」を理解しているかを問うものです。XMLは、データの構造を記述するための汎用的な言語であり、その上に特定のルールを定義することでRSSやXHTMLのような役割を持たせているという、情報の構造化の概念をセットで覚えておくと応用が利きます。