ITパスポート試験 / 平成22年度 秋期 ITパスポート試験 / 問83
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平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問83 解説 DVD-Rの保存容量計算

片面1層記録のDVD-Rは約4.7Gバイトの記憶容量をもつ。1ページ当たり日本語 700文字が印刷されている本の場合,約何万ページ分をこのDVD-Rに保存できるか。 ここで,日本語1文字を表現するのに2バイトが必要であるとし,文字情報だけを記 録するものとする。また,1Gバイトは10億バイトとする。

  1. ア 42
  2. イ 71
  3. ウ 336 ✓ 正答
  4. エ 671

解説

この問題は、保存できる総データ量を1ページあたりのデータ量で割ることで求められます。

計算手順は以下の通りです。

  1. DVD-Rの総容量をバイト単位で求める:4.7×1094.7 \times 10^9 バイト
  2. 1ページあたりのデータ量をバイト単位で求める:700×2=1,400700 \times 2 = 1,400 バイト
  3. ページ数を計算する:(4.7×109)/1,4003,357,142(4.7 \times 10^9) / 1,400 \approx 3,357,142 ページ
  4. 万単位に換算する:約335.7万ページ \rightarrow 最も近い336万ページを選択

単位換算の考え方

コンピュータの世界では、記憶容量の単位としてバイト(B)、キロバイト(KB)、メガバイト(MB)、ギガバイト(GB)などが使われます。この問題では、1Gバイトを10億バイト(10910^9)と定義しています。

ITパスポート試験では、しばしばこのように「1GBを10910^9バイトとする」といった注釈が入ることがあります。本来のコンピュータの仕組み(2進数)では1GBを102431024^3バイトと計算しますが、問題文の指示がある場合は必ずその指示に従って計算することが鉄則です。この柔軟な対応力が、試験では求められます。

問題解決への思考プロセス

この問題を解く際のポイントは、単位を「バイト」に統一してから割り算を行うことです。

まず、DVD-Rの容量である4.74.7GBをバイトへ変換します。「G(ギガ)」は10910^9を意味するので、4,700,000,0004,700,000,000バイトとなります。次に、本1ページの容量を計算します。日本語1文字が2バイトで、それが700文字あるので、700×2=1,400700 \times 2 = 1,400バイトです。

あとは全体量を1ページあたりの量で割るだけです。 4,700,000,000/1,4004,700,000,000 / 1,400 を計算すると、470,000,000/140470,000,000 / 140 となり、これを計算すると約3,357,1423,357,142となります。問題で求められている単位は「万ページ」ですので、下4桁を切り捨てて考えるか、あるいは数値を10,000で割ることで、約335.7万ページという結論が導き出されます。選択肢を見ると「336」が最も近い数値であるため、正解はウとなります。

実社会におけるデータ容量の意識

この問題で扱っている「文字情報」は、画像や動画と比べて非常に軽量です。現代のデジタル環境では、高画質な写真1枚で数メガバイト、動画ともなればギガバイト単位を簡単に消費します。

エンジニアやITを活用するビジネスパーソンにとって、「どの程度のデータ量になるのか」を概算できる能力は不可欠です。例えば、社内のクラウドストレージの予算を見積もる際や、システム構築でネットワークの帯域(通信速度)を決める際に、「テキストデータならこれくらいだが、画像が含まれるとどれくらい増えるか」といった視点を持つことで、設計のミスを防ぐことができます。ITパスポートで学ぶこうした基礎的な計算は、単なる試験対策を超えて、ITリテラシーの根幹を成すスキルといえます。

参考リンク

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