平成25年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問56 解説 タッチパネルの仕組み
問56 タッチパネルに関する記述として,適切なものはどれか。
- ア 画面上の位置を指示するためのペン型又はマウス型の装置と,位置を検出するための平板状の装置を使用して操作を行う。
- イ 電子式や静電式などの方式があり,指などで画面に直接触れることで,コンピュータの操作を行う。 ✓ 正答
- ウ 表面のタッチセンサを用いて指の動きを認識し,ホイールと呼ばれる円盤に似た部品を回すようにして操作を行う。
- エ 平板状の入力装置を指でなぞることで,画面上のマウスポインタなどの操作を行う。
解説
タッチパネルは「画面」そのものを入力装置として使うデバイスです。選択肢の中から、画面への直接的なタッチを指しているものを選びましょう。
タッチパネルの定義と仕組み
タッチパネルは、ディスプレイの表面に触れることで、コンピュータへの入力や操作を行うデバイスです。マウスやキーボードといった外部装置を介さず、画面を指でタップしたりスライドしたりする直感的な操作が可能な点が特徴です。
技術的にはいくつか種類がありますが、ITパスポートで頻出するのは以下の方式です。
・抵抗膜方式 パネルを押す力(圧力)を検知します。手袋をしたままでも操作できるメリットがあり、ATMや工場の端末などで利用されます。
・静電容量方式 指が触れたときの電気の変化を検知します。スマートフォンやタブレットの多くに採用されており、複数の指で操作するマルチタッチに適しています。
他の選択肢が指す装置との見分け方
試験では、入力装置ごとの名称と役割を混同しないことが正答への近道です。
・選択肢ア(デジタイザ):ペン型や専用のボードを使って位置情報を読み取ります。イラスト制作などで使われるペンタブレットがこれに該当します。
・選択肢ウ(ホイール・マウスの機能):マウスについている「ホイール」や「トラックボール」などの名称が登場した場合は、マウス関連の選択肢である可能性が高いと判断できます。
・選択肢エ(タッチパッド):ノートパソコンの手元にある、指でなぞることでポインタを動かす四角い領域のことです。これは画面そのものではなく、画面を操作するための別の装置です。
機器の特性を理解する意義
情報端末の操作方法を理解することは、システム設計や利用シーンの選定に不可欠です。例えば、素早い操作が必要なスマホには反応の速い静電容量方式を、手袋の使用が想定される現場には抵抗膜方式を選ぶといった使い分けがITの現場では行われます。
この問題のように、名称と「入力方式」を紐付けて理解しておくことで、実務上のデバイス選定やトラブルシューティング、さらにはOSの設定画面で用語が出てきた際にもスムーズに対応できるようになります。