平成27年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問50 解説 LANの定義
建物の中など,限定された範囲内を対象に構築する通信ネットワークはどれか。
- ア IP-VPN
- イ LAN ✓ 正答
- ウ WAN
- エ 広域イーサネット
解説
正解の判断根拠
問題文にある「建物の中など、限定された範囲内」というキーワードを見たら、迷わずLAN(Local Area Network)を選びます。「Local」という単語が「限定された場所」という意味を持っていると結びつけるのが最短の解き方です。
LANとWANの違いを知る
ITパスポート試験において、ネットワークの規模を示す用語は頻出です。まずはLANとWANの対比をしっかり理解しましょう。
LANは「Local Area Network」の略で、同じオフィス内、自宅、学校などの限定された範囲で構築されるネットワークです。例えば、社内でプリンタを共有したり、Wi-Fiを使って会議室からインターネットに接続したりする環境がこれにあたります。
対して、WANは「Wide Area Network」の略で、拠点間を結ぶ広域なネットワークを指します。本社と支店、あるいは日本と海外といった、遠く離れた場所同士をつなぐ際に利用されます。
その他の選択肢が指すもの
試験では、LANやWAN以外の用語も関連知識として問われることが多いため、それぞれの役割を整理しておきましょう。
IP-VPNは、通信事業者が提供する専用の閉域網を使って構築されるネットワークサービスです。インターネットを経由せず、契約した拠点間だけで通信を行うため、セキュリティが高く、企業間通信によく用いられます。
広域イーサネットは、LANで使われるイーサネット技術を、より広い範囲(WANの範囲)でも利用できるようにしたサービスです。物理的な距離が離れていても、同じ建物内にいるかのようにネットワーク機器を接続できる点が特徴です。
これらの用語は、企業が拠点間通信を構築する際、どの程度のセキュリティレベルが必要か、どのくらいの通信速度が必要かを検討する場面で非常に役立ちます。IT担当者は、これらのネットワーク技術を組み合わせることで、効率的かつ安全な社内インフラを作り上げているのです。