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平成27年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問67 解説 PCの利用形態

PCをネットワークに接続せずに単独で利用する形態を何と呼ぶか。

  1. ア シンクライアント
  2. イ シングルプロセッサ
  3. ウ スタンドアロン ✓ 正答
  4. エ ピアツーピア

解説

この問題は、キーワードの定義を暗記しているかどうかが正解の決め手となります。「ネットワークに接続しない」「単独で利用」という言葉を見たら、迷わずスタンドアロンを選びましょう。

スタンドアロンとは何か

スタンドアロン(standalone)は、直訳すると「独立している」という意味です。ITの分野では、他の機器とネットワークを通じて通信したり、サーバーと連携したりすることなく、その端末単体でOSやアプリケーションが完結している状態を指します。

例えば、ネットワーク機能を持たない計算機や、セキュリティ上の理由で外部回線から完全に遮断された専用の制御端末などがこれにあたります。かつてのPCはスタンドアロンで利用されるのが一般的でしたが、現代ではインターネット接続が前提となることが多く、あえて「スタンドアロン」と呼ぶ場合は、孤立した環境で動作していることを強調する文脈で使われます。

なぜ他の選択肢は違うのか

試験では、似たような横文字の用語を区別する力が求められます。他の選択肢についても確認しておきましょう。

ア シンクライアント サーバー側に処理やデータの保管を集中させ、端末側には最低限の機能しか持たせない仕組みです。スタンドアロンとは対極にある「ネットワーク接続が前提」の形態です。

イ シングルプロセッサ コンピュータの心臓部であるCPU(プロセッサ)を1つだけ搭載している構成のことです。処理能力に関わる用語であり、ネットワーク接続の有無とは関係ありません。

エ ピアツーピア(P2P) ネットワークに接続された端末同士が、サーバーを介さずに直接対等に通信する形態です。ファイル共有ソフトや一部の通信アプリケーションなどで使われる用語です。

実務における知識の重要性

スタンドアロンという考え方は、システム開発やセキュリティ管理において極めて重要です。例えば、機密性の高いデータを扱うサーバーや、社会インフラを制御するコンピュータなどは、ウイルス感染や不正アクセスを防ぐためにネットワークから物理的に切り離した「スタンドアロン運用」を行うことがあります。

逆に、社内のPCをすべてスタンドアロンにしてしまうと、メールの送受信やクラウドサービスの利用ができず、業務効率が著しく低下します。このように、利便性とセキュリティのバランスを考える際に、「ネットワークに繋ぐべきか、独立させるべきか」という判断基準を知っておくことは、情報セキュリティの基礎として欠かせない視点です。

参考リンク

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