ITパスポート試験 / 平成30年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 / 問64
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平成30年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問64 解説 プロキシサーバの役割

プロキシサーバの役割として,最も適切なものはどれか。

  1. ア ドメイン名とIPアドレスの対応関係を管理する。
  2. イ 内部ネットワーク内のPCに代わってインターネットに接続する。 ✓ 正答
  3. ウ ネットワークに接続するために必要な情報をPCに割り当てる。
  4. エ プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互変換する。

解説

プロキシサーバの役割を見分けるには、英単語のproxyが「代理」を意味するという点に注目するのが最短の解き方です。選択肢の中から「代わって」という動作が含まれているものを選べば、それが正解となります。

プロキシサーバの基本機能と役割 プロキシサーバは、社内ネットワーク(内部)とインターネット(外部)の境界線上に設置され、PCからのリクエストを仲介する中継役です。PCが直接インターネット上のWebサイトを見に行くのではなく、一度プロキシサーバに「あのサイトを見たい」と依頼し、プロキシサーバが代わりにWebサイトへアクセスして取得した結果をPCに渡すという仕組みをとっています。

この代理アクセスを行うことで、以下の3つの利点が生まれます。

  1. キャッシュ機能による通信の高速化 一度取得したWebサイトのデータをプロキシサーバ内に一時的に保存(キャッシュ)しておきます。同じサイトに別のPCがアクセスしようとした際、わざわざインターネットまで取りに行かず、保存してあるデータをすぐ返せるため、通信速度の向上と帯域幅の節約になります。

  2. セキュリティの向上(アクセス制限) 組織にとって不適切なサイトや業務に関係のないサイトへの接続を、プロキシサーバ側で一括してブロックできます。これにより、個々のPCで設定せずとも組織全体のセキュリティポリシーを統一できます。

  3. アクセスログの管理 誰がいつ、どのサイトにアクセスしたかという履歴(ログ)をプロキシサーバが記録します。万が一、外部からの攻撃や内部不正が発生した際、状況を特定する重要な手がかりとなります。

他の選択肢との区別 ITパスポート試験では、似たようなネットワーク機器の機能が選択肢として並びます。ひっかけ問題に惑わされないために、それぞれの用語を整理しておきましょう。

アはDNSサーバの役割です。ドメイン名(URLなど)からIPアドレスを引く役割を担います。 ウはDHCPサーバの役割です。ネットワーク設定(IPアドレスなど)を自動的にPCへ割り当てます。 エはNAT(またはNAPT)の役割です。プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換することで、インターネット通信を可能にします。プロキシサーバとは目的と仕組みが異なるため注意が必要です。

試験対策としては「プロキシ=代理=中継・キャッシュ・フィルタリング」とセットで覚えておくと、応用問題にも対応しやすくなります。

ITパスポート試験ドットコム:プロキシサーバ 日本ネットワークイネイブラー株式会社:プロキシサーバ(Proxy Server)とは IPA(独立行政法人 情報処理推進機構):情報セキュリティ読本(ネットワーク利用の仕組み)

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