平成30年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題 問74 解説 オンラインストレージ
オンラインストレージの説明として,適切なものはどれか。
- ア インターネット経由で構築される仮想的なプライベートネットワーク
- イ インターネット経由でデータを保管するディスク領域を貸し出すサービス ✓ 正答
- ウ インターネット経由で配布されたり販売されたりするソフトウェア
- エ インターネット経由で複数の人が同時に参加できるコンピュータゲーム
解説
オンラインストレージという言葉の「オンライン(インターネット)」と「ストレージ(データを保管する場所)」という2つの要素から意味を読み解くのが近道です。選択肢の中で「データを保管するディスク領域」を提供しているのはイだけであると判断できます。
オンラインストレージとは、クラウドコンピューティングの一種で、インターネット上のサーバーにファイルを保存・共有できるサービスの総称です。Google ドライブ、Dropbox、OneDriveなどが代表的な例です。物理的なUSBメモリや外付けハードディスクを持ち歩かなくても、インターネット環境さえあれば、場所や端末を選ばずに自分のデータにアクセスできる点が最大のメリットです。
この知識は、ITパスポート試験の「クラウドサービス」や「セキュリティ」の分野で頻出します。オンラインストレージは便利である一方、適切なアクセス制限を設定しないと第三者に情報が漏洩するリスクがあるため、情報セキュリティ管理の観点からも問われやすいテーマです。
それぞれの選択肢が指し示す用語も、あわせて整理しておきましょう。
アの「インターネット経由で構築される仮想的なプライベートネットワーク」は、VPN(Virtual Private Network)の説明です。拠点間を安全に接続したり、テレワークで社内ネットワークにアクセスしたりする際に用いられます。
ウの「インターネット経由で配布されたり販売されたりするソフトウェア」は、SaaS(Software as a Service)やソフトウェアのダウンロード販売を指します。最近はパッケージ版よりも、この形式でソフトウェアを利用するのが一般的です。
エの「インターネット経由で複数の人が同時に参加できるコンピュータゲーム」は、MMORPGやオンラインゲームそのものを指します。これはサービスの分類というより、特定のアプリケーション形態を指しています。
試験では「〇〇aaS(SaaS、PaaS、IaaS)」や、これらを利用した際のメリット・デメリットを整理しておくと、クラウド関連の問題を確実に得点源にできます。
- クラウドサービスの基礎知識(IPA 情報処理推進機構)