ITパスポート試験 / 平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 / 問44
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平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問44 解説 プロジェクトの定義

問44 プロジェクトの特徴として,適切なものはどれか。

  1. ア 期間を限定して特定の目標を達成する。 ✓ 正答
  2. イ 固定したメンバでチームを構成し,全工程をそのチームが担当する。
  3. ウ 終了時点は決めないで開始し,進捗状況を見ながらそれを決める。
  4. エ 定常的な業務として繰り返し実行される。

解説

プロジェクトという言葉の定義と、対比される定常業務との違いを理解していれば即答できる問題です。プロジェクトには「期間に限りがある(有期性)」ことと「独自の成果物を作る(独自性)」という2つの大きな特徴があることを押さえましょう。

プロジェクトの定義と定常業務の違い

プロジェクトとは、独自の製品、サービス、所産を創造するために実施される、期間が限定された業務のことを指します。対して、定常業務とは、日々の売上の計上や給与計算のように、目的や手順が決まっており、繰り返し継続される業務のことです。

この問題の選択肢を分解すると以下のようになります。

ア:正しい。開始日と終了日が明確であり、特定の成果物を出すための活動であるためプロジェクトの定義に合致します。 イ:誤り。プロジェクトの規模やフェーズに応じてメンバが入れ替わったり、外部の専門家が参画したりすることは一般的です。チームが固定されるとは限りません。 ウ:誤り。プロジェクトは開始前に予算や工数を見積もり、終了目標を設定したうえで計画を立てます。終わりを決めずに開始することはありません。 エ:誤り。これは定常業務の説明です。プロジェクトは「繰り返しではない」ことが重要です。

試験での活用ポイント

ITパスポート試験において「プロジェクト」という用語が出てきた場合、必ず「有期性(期間が決まっている)」と「独自性(一度限りの目標がある)」という二つのキーワードをセットで思い浮かべてください。

この概念は、後の章で学習するプロジェクトマネジメント(PMBOKなど)の基礎となります。例えば「なぜプロジェクトにはマネジメントが必要なのか」という問いに対して、予算や期限が厳密に決まっているからこそ、進捗や品質を管理(マネジメント)しなければならない、という論理がつながります。

実務においては、開発業務はプロジェクトですが、保守運用業務は定常業務として分類されます。ITシステムの構築においては、設計やプログラミングを行う期間はプロジェクト、リリース後の監視やパッチ適用などは定常業務というように、業務の種類を切り分けて考える視点が求められます。

  • プロジェクトマネジメント(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド - PMI)
  • 第1章 プロジェクトマネジメントの基礎(IPA情報処理技術者試験 サンプル問題・学習資料)
  • ITパスポート用語集(プロジェクト)(i-pass.ne.jp)

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