平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問71 解説 ポートリプリケータ
ノートPCやタブレット端末などに接続して利用する機能拡張用の機器であり,シリアルポートやパラレルポート,HDMI端子,LAN端子などの複数種類の接続端子をもつものはどれか。
- ア PS/2ポート
- イ USBハブ
- ウ 拡張スロット
- エ ポートリプリケータ ✓ 正答
解説
問題文にある「ノートPCに接続する」「機能拡張」「複数種類の端子(HDMI、LANなど)をもつ」というキーワードから、ポートリプリケータを選択します。
ポートリプリケータは、持ち運びが前提のノートPCに、デスクトップPCと同等の接続性を与えるための機器です。本体を外出先からオフィスへ持ち帰った際、この機器にケーブル類をあらかじめ繋いでおくことで、PC本体とドッキングさせるだけでモニター、キーボード、マウス、有線LANなどを一括して接続できます。近年では、これらの機能に加えてPCへの給電機能も備えた「ドッキングステーション」という名称で呼ばれることも多く、ビジネス現場では非常に一般的です。
他の選択肢を検討して、用語の役割を整理しておきましょう。
ア PS/2ポート かつてマウスやキーボードを接続するために使われていた、丸い形状の端子です。現在はUSB接続が主流のため、ほとんど見かけません。ポートリプリケータのように様々な端子をまとめる役割はありません。
イ USBハブ USBポートの数を増やすための機器です。USBポートを分岐させるのが主な目的であり、HDMIやLAN端子といった異なる種類の端子をまとめて増やす機能はありません。
ウ 拡張スロット PCのケース内部にある、マザーボード上の差込口です。ビデオカードやネットワークカードなどの基板(拡張カード)を直接取り付けて機能を増やす場所を指します。ノートPCの外部に接続する機器ではありません。
試験では「何ができるか」だけでなく「どこに取り付けるのか」という物理的な接続場所にも注目すると、選択肢を絞り込みやすくなります。ポートリプリケータは「ノートPCの外側につなぐ、様々な端子の集まり」とイメージしておきましょう。
- ノートパソコン用ドッキングステーションの基礎知識(エレコム)
- ポートリプリケータとドッキングステーションの違いとは?(サンワサプライ)
- 拡張スロット(Wikipedia)