平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問88 解説 無線LANの相互接続性
IEEE 802.11伝送規格を使用した異なるメーカの無線 LAN 製品同士で相互接続性が 保証されていることを示すブランド名はどれか。
- ア MVNO
- イ NFC
- ウ Wi-Fi ✓ 正答
- エ WPA2
解説
この問題は、無線LANの技術規格であるIEEE 802.11と、その接続性を認証するブランド名Wi-Fiを関連付けられるかが鍵です。選択肢のうち、無線LANの相互接続性を保証するブランド名はWi-Fi一択であると判断します。
Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceという業界団体が、IEEE 802.11規格に基づいた製品が正しく相互通信できるかを試験し、合格したものに与える認証プログラムおよびブランド名です。無線LAN機器は異なるメーカー同士であっても、Wi-Fiロゴが表示されていれば、メーカーの壁を越えて接続ができることが保証されています。
ほかの選択肢について整理します。
MVNOは、移動体通信事業者から通信回線を借り受けてサービスを提供する通信事業者のことです。格安SIMサービスなどがこれに該当します。無線LAN技術とは別の領域の話です。
NFCは、近距離無線通信技術の総称です。数センチメートル程度の非常に近い距離で通信を行う技術で、電子マネーのタッチ決済やICカードの読み取りなどに利用されます。IEEE 802.11のようなネットワーク接続を主目的とするものではありません。
WPA2は、無線LANのセキュリティ規格です。通信を暗号化して安全性を確保するための仕組みであり、相互接続性を保証するブランド名ではありません。なお、WPA2はWi-Fi Allianceが策定したセキュリティ認証プログラムの一部です。
試験では、無線LANに関する用語が頻出します。特に、IEEE 802.11などの技術規格と、その普及・信頼性を支えるWi-Fiというブランドがどう違うのかを区別しておくことが重要です。また、WPA2やWPA3といったセキュリティ関連の用語は、無線LANの安全性という文脈で非常によく出題されるため、役割を明確に区別して覚えておきましょう。
- Wi-Fi Alliance(公式サイト)