平成31年度 春期 ITパスポート試験 問77 解説 通信時間の計算
次の条件で,インターネットに接続されたサーバから5MバイトのファイルをPCにダウンロードするときに掛かる時間は何秒か。 〔条件〕 通信速度:100Mビット/秒 実効通信速度:通信速度の20%
- 0.05
- 0.25
- 0.5
- 2 ✓ 正答
解説
この問題は、以下の3つのステップで解くことができます。
ファイルサイズの単位をビット(bit)に変換する:
実効通信速度を計算する:
ダウンロード時間を計算する:
バイト(Byte)とビット(bit)の混同に注意
この問題で最も重要なのは、単位の変換です。ITパスポート試験では、データ量の単位として「バイト」が使われ、通信速度の単位として「ビット」が使われることが一般的です。
・1バイト(Byte)= 8ビット(bit)
問題文の「5Mバイト」をそのまま計算に使うと答えが誤りになります。「1バイト=8ビット」の関係を使い、必ず単位を揃えてから計算するようにしましょう。
実効通信速度という考え方
通信速度には、理論上の最高速度(回線のスペック上の速度)と、実際に通信が行われるときの実効速度があります。インターネット接続は、ネットワークの混雑や回線の品質、通信経路の状態によって、カタログスペック通りの速度が出ないことがほとんどです。
この問題のように「実効通信速度は通信速度の20%」といった条件が与えられた場合は、提示された割合を掛けて、実際にデータを転送できる能力(実効速度)を算出してから時間を求めるという手順が定石です。
試験での活用ポイント
この計算パターンは、画像や動画などの重いファイルをダウンロードする際に掛かる時間を予測する問題や、ネットワークの性能評価に関する問題で頻出します。
・伝送時間 = データ量 ÷ 通信速度
この公式は、ITパスポートにおけるネットワーク分野の基礎です。問題文から「データ量」と「転送に使える実際の速度」を正確に抜き出す練習を重ねておきましょう。特に「M(メガ)」などの接頭辞は共通しているのでそのまま計算できますが、単位がバイトかビットかという点だけは、問題文をよく読んでチェックしてください。
- IT用語辞典 e-Words:伝送速度(通信速度)とは