令和4年度 ITパスポート試験 公開問題 問98 解説 関係データベースの操作
関係データベースで管理している“従業員”表から,氏名の列だけを取り出す操作を何というか。
- ア 結合
- イ 射影 ✓ 正答
- ウ 選択
- エ 和
解説
「列」を取り出す操作か、「行」を取り出す操作かを見分けるのがこの問題の解き方です。表から特定の列だけを垂直に切り出す操作は「射影」と呼ばれます。
関係データベースにおける3つの基本操作
試験で頻出する、表に対する操作には以下の3つがあります。これらを混同しないように整理しましょう。
射影(Projection) 表から特定の列だけを選んで抽出する操作です。縦の切り出しをイメージしてください。本問のように「氏名の列だけを取り出す」場合は射影を行います。
選択(Selection) 表から特定の条件を満たす行だけを抽出する操作です。横の切り出しをイメージしてください。例えば「所属コードがG02の従業員だけを取り出す」といった操作が選択にあたります。
結合(Join) 複数の表を、共通する列(キー)を手がかりにして横に繋ぎ合わせる操作です。「従業員」表と「部署」表を組み合わせて、従業員の名前と所属部署名を一覧にするような場合に使われます。
覚え方のヒント
射影(Projection)は「影」という漢字に着目してください。光を当てて、不要な部分を削ぎ落として必要な列だけを影のように残すと考えると覚えやすくなります。選択(Selection)は、たくさんある行の中から「選ぶ」という動作と結びつけましょう。
SQL(データベース操作言語)を学ぶ際も、この概念がそのまま登場します。SELECT文で特定のカラムを指定することが射影にあたり、WHERE句で条件を指定することが選択にあたります。ITパスポート試験では、SQLの具体的な構文までは問われませんが、こうした操作の概念を理解しておくと、データベース関連の問題が非常に解きやすくなります。