第三級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.3) 問8 解説 アマチュア業務の周波数帯
無線通信規則の周波数分配表において、アマチュア業務に分配されている周波数帯は、次のどれか。
- 1. 3,800kHz~3,950kHz
- 2. 7,300kHz~7,600kHz
- 3. 18,052kHz~18,068kHz
- 4. 21,000kHz~21,450kHz ✓ 正答
解説
この問題は、アマチュア無線の免許を持って運用する際に「どの周波数を使って通信してよいか」という根本的なルールを問うものです。解き方のコツは、主要なアマチュアバンドの範囲を暗記しているかどうかであり、特に「15メートルバンド」と呼ばれる21MHz帯の範囲を正確に把握しておくことがポイントです。
周波数分配表とアマチュアバンドのルール
無線通信規則では、世界中の無線局が混信することなく通信できるよう、用途ごとに周波数帯が細かく区切られています。アマチュア無線に割り当てられている周波数帯は、総務省の告示によって厳密に定められています。
今回の選択肢に含まれる各周波数帯を見てみましょう。
- 3,800kHz~3,950kHz:3.5MHz帯の一部ですが、日本国内でアマチュア局に開放されているのは、3,500kHz~3,575kHzおよび3,599kHz~3,612kHz、3,680kHz~3,687kHzといった非常に細かな区分です。選択肢1のような広い範囲がそのまま割り当てられているわけではありません。
- 7,300kHz~7,600kHz:この範囲は国際放送用などが含まれる放送帯であり、アマチュア業務には割り当てられていません。
- 18,052kHz~18,068kHz:18MHz帯(17メートルバンド)は18,068kHzから始まります。この選択肢は範囲が微妙にずれており、誤りです。
- 21,000kHz~21,450kHz:これが正解です。21MHz帯はアマチュア無線界で非常にポピュラーなバンドであり、21.000MHzから21.450MHzまでがアマチュア業務に割り当てられています。
なぜこの知識が必要なのか
アマチュア無線の試験でこの種の問題が出る教育的な意図は、無線の運用者として「法的な境界線」を意識させることにあります。もし規定されていない周波数で送信してしまうと、他業務(航空無線や船舶無線、放送局など)への深刻な混信を引き起こし、電波法違反となります。
アマチュア無線の運用において、周波数表を確認する癖をつけることは、単なる試験対策を超えた「無線局運用者のマナー」の基礎となります。特に海外との通信を楽しむDX(遠距離通信)では、各国の周波数割当状況を理解した上で運用することが求められます。
運用の現場における周波数確認
実際に無線機を操作する際は、無線機本体の表示や、無線機に搭載された周波数制限機能を確認しながら運用します。しかし、何よりも大切なのは、アマチュア無線の運用ガイドラインや「周波数使用区分(バンドプラン)」を常に参照することです。
試験では21MHz帯が問われましたが、他にも7MHz帯、14MHz帯、50MHz帯など、主要なバンドの開始周波数と終了周波数を把握しておくことで、自信を持って試験に臨むことができます。特に、切りの良い数字(14,000kHzから始まる14MHz帯など)を基準に覚えると、忘れにくくなります。