第三級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.3) 問15 解説 モールス符号の変換
EBINA4 をモールス符号で表したものは、次のどれか。 注 モールス符号の点、線の長さ及び間隔は、簡略化してある。
- 1. ・ー・・ ・ー・ー ・ー ・ー・・ ・ーーーー
- 2. ・ ・ー・・・ ・ー ・ー・・ ・ーーーー ✓ 正答
- 3. ・ー・・ ・ ・ー ・ー・・ ・・・・・
- 4. ・・・・ ・ ・ー ・ー・・ ・・・・・
解説
この問題は、アルファベットと数字を一つずつモールス符号に変換し、その並びが選択肢と一致しているかを確認する作業です。暗記が必要な項目ですが、まずは各文字の符号を分解し、左から順番に照らし合わせることで確実に正解を導くことができます。
モールス符号の変換ルール
モールス符号は、短点(・)と長点(ー)の組み合わせで構成されています。今回の問題である「EBINA4」を分解すると以下のようになります。
・E: ・ ・B: ー・・・ ・I: ・・ ・N: ー・ ・A: ・ー ・4: ・・・・ー
これらを繋げると「・ / ー・・・ / ・・ / ー・ / ・ー / ・・・・ー」という並びになります。選択肢2を見ると、この並びと完全に一致していることがわかります。
符号の並びを特定する思考プロセス
試験本番では、一度にすべてを変換しようとせず、以下のステップで進めるとミスが減ります。
- 最初の文字を確認する:Eは「・」です。選択肢の中で最初が「・」から始まっていないものを除外します。
- 最後の文字を確認する:4は「・・・・ー」です。選択肢の最後がこれに一致しないものを除外します。
- 残った選択肢で、区切りの良い場所から変換する:例えば「B」は特徴的な「ー・・・」という形をしています。選択肢の中でこの形が含まれている場所を探すと、特定が容易になります。
今回の選択肢では「E」が短点一つであるという基本中の基本知識と、「4」のような数字は短点と長点が計5つで構成されるという特徴を知っていれば、比較的短時間で正解にたどり着くことができます。
モールス符号を覚える意味
第三級アマチュア無線技士の試験においてモールス符号の出題は、単なる暗記テストではなく、無線通信の基本である「符号化・復号化」の概念を理解しているかを問うものです。
実際の無線通信の現場では、音声による通話が主流ですが、電波状況が悪く音声での聞き取りが困難な場合、モールス符号を用いた電信(CW)は非常に高い通信効率と到達性を持つため、現在でも広く愛好されています。この符号を知っていることは、アマチュア無線家として世界中の局と情報をやり取りするための共通言語を一つ手に入れることに等しく、無線技術の根幹を体感する第一歩となります。