第一種電気工事士試験 / 平成22年度 筆記試験 / 問14
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平成22年度 筆記試験 問14 解説 写真に示す品物の名称

設問図

写真に示す品物の名称は。

  1. イ. キセノンランプ
  2. ロ. ハロゲン電球 ✓ 正答
  3. ハ. LED
  4. ニ. 高圧ナトリウムランプ

解説

この種の問題は、写真に写っている光源の内部構造(特に発光部の形状)を確認することで即座に判断します。ハロゲン電球であれば、ガラス管の内部にコイル状のフィラメントがはっきりと確認できるのが最大の特徴です。

ハロゲン電球の構造と判別ポイント

写真問題を解く際は、選択肢にあるそれぞれの光源がどのような構造をしているかを頭の中で整理しておく必要があります。

  • ハロゲン電球:石英ガラスなどの小さなバルブの中に、タングステンフィラメントが封入されている。ハロゲンガスを封入することでフィラメントの蒸発を抑制する原理を利用している。
  • キセノンランプ:放電管の中にキセノンガスを封入したもの。フィラメントはなく、電極間の放電によって発光する。
  • LED:半導体素子(チップ)が樹脂やレンズで封止されている。フィラメントやガス放電とは全く異なる外観をしている。
  • 高圧ナトリウムランプ:放電管(発光管)の外側に保護用の外管がある二重構造であることが多い。フィラメントは見えず、放電による発光を行う。

今回の問題でいえば、明らかに「電球の中心部に細いコイル状のフィラメントがある」ことが視認できれば、迷わずハロゲン電球を選択できます。

視覚的識別を試験で活用する思考プロセス

試験会場でこのような写真問題に直面したときは、以下の手順で絞り込みを行います。

  1. フィラメントが見えるか:Yesなら白熱電球系(ハロゲン含む)、Noなら放電灯やLED系と切り分ける。
  2. 特徴的な外観がないか:高圧ナトリウムランプなどは外管の形状が独特であり、キセノンランプは電極の配置が特殊であるため、標準的な電球形状とは容易に区別できる。
  3. 候補の絞り込み:消去法を使い、「これは放電灯ではないから除外」「これはLEDではないから除外」というように思考を進めます。

電気工事士が現場で照明器具を扱う意味

第一種電気工事士の試験において、なぜこのような識別問題が出題されるのでしょうか。それは、現場において光源の種類を正確に理解しておくことが、安全な保守管理や機器の選定に直面するからです。

たとえば、ハロゲン電球は非常に高温になるため、点灯中の交換や、近くに可燃物を置くことは厳禁です。また、LEDへの交換を検討する際にも、元の照明器具がどのような光源を使用しているか(安定器が必要な放電灯なのか、直接電源を繋ぐ白熱系なのか)を正しく識別できなければ、配線工事の設計や改修工事で重大なミスを犯す可能性があります。

単なる「暗記」として捉えるのではなく、実務においてその機器が「どのような物理現象で光り、どのような取り扱い上の注意が必要か」を連想できる力を養うことが、合格後の現場経験にも直結します。

参考リンク

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