第一種電気工事士試験 / 平成24年度 筆記試験 / 問40
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平成24年度 筆記試験 問40 解説 電気用品安全法

定格電圧100[V]以上300[V]以下の機 械又は器具であって、電気用品安全法の適用 を受ける特定電気用品は。

  1. イ. 定格電流30[A]の電力計
  2. ロ. 定格出力0.4[kW]の単相電動機
  3. ハ. 定格電流60[A]の配線用遮断器 ✓ 正答
  4. ニ. 定格静電容量100[μF]の進相コンデンサ

解説

電気用品安全法において、電気製品は「特定電気用品」と「特定電気用品以外の電気用品」に大別されます。この問題は、試験会場で迷わないよう、配線用遮断器という言葉を見た瞬間に「特定電気用品」というキーワードを結びつけられるかが鍵となります。

特定電気用品の判断基準

電気用品安全法では、特に危険性が高く、厳格な安全基準が求められるものを「特定電気用品」として定義しています。具体的には、構造的に重要で、事故が発生した際の被害が大きいと考えられるものが選定されています。

配線用遮断器は、回路の過電流を遮断し火災を未然に防ぐ重要な安全装置です。そのため、高い信頼性が要求され、特定電気用品(ひし形PSEマークの対象)に指定されています。他の選択肢は以下の理由から、本設問の条件には適合しません。

  • 電力量計:電気計器類であり、特定電気用品には該当しません。
  • 単相電動機:多くのものが特定電気用品以外の電気用品(丸形PSEマーク)に分類されます。
  • 進相コンデンサ:電気用品安全法の対象外とされるものや、特定電気用品以外に分類されるものが大半です。

試験対策としての判別フロー

問題を解く際は、以下の優先順位で判断するとスムーズです。

  1. その機器が配線用遮断器、ナイフスイッチ、あるいはコンセントのような「配線器具」に該当するかを確認する。
  2. もしそうであれば、定格が特定電気用品の範囲内であるか(一般的に定格電圧100V以上300V以下、定格電流300A以下など)を確認する。

配線用遮断器は、私たちの生活の基盤である分電盤の中核を成す機器です。試験合格のためだけでなく、実際に現場で設計や工事を行う際、「この遮断器は安全基準を満たしているか」を確認するPSEマーク(ひし形)の重要性を認識しておく必要があります。法規分野では、このように日常生活で目にする機器と法律の結びつきを問う問題が頻出します。

構造と背景にある安全設計

なぜ配線用遮断器が厳格に管理されるのかというと、それが「保護装置」だからです。もし遮断器が正しく動作しなければ、建物全体が火災の危険にさらされます。そのため、国は製造事業者に対し、適合検査を受ける義務を課しています。この制度を理解することは、将来、電気主任技術者や電気工事士として設備の保守管理を担う際の、最も基本的なリスクマネジメント能力につながります。

参考リンク

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