第一種電気工事士試験 / 平成25年度 筆記試験 / 問48
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平成25年度 筆記試験 問48 解説 計器の図記号

③の部分に設置する機器の図記号の組 合せで、正しいものは。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ.
  3. ハ. ✓ 正答
  4. ニ.

解説

この問題は、電気計器の図記号を正しく読み取り、配線図の目的とする計測項目と照らし合わせることで解決できます。試験会場では、まず選択肢内の各記号が何を指しているかを特定し、問われている回路箇所に必要な計測器がどれであるかを絞り込むのが最短の解法です。

電気計器の図記号を読み解く

配線図や図面において、計測器は円の中にアルファベットや記号を記すことで表現されます。試験で頻出する主要な記号は以下の通りです。

  • W:電力計(ワットメータ)。現在の消費電力を測定します。
  • Wh:電力量計(ワットアワーメータ)。一定期間の消費電力量を測定します。
  • V:電圧計(ボルトメータ)。回路の電圧を測定します。
  • A:電流計(アンペアメータ)。回路に流れる電流を測定します。
  • Hz:周波数計。供給される交流の周波数を測定します。
  • cosφ:力率計。回路の力率を測定します。

これらは単体で覚えるのではなく、その計器が何のために設置されるのかという「目的」とセットで記憶することが重要です。

計測目的と計器の選択

今回の設問のように、特定の箇所(③など)に設置すべき機器を問う問題では、回路の役割を考える必要があります。例えば、動力回路で力率を監視する必要がある場合には力率計(cosφ)が必要ですし、受電点においてトータルの電気使用量を知りたいのであれば電力量計(Wh)が選ばれます。

選択肢を検討する際は、図記号の組み合わせを見て、その計測セットが論理的に妥当かどうかを判断します。例えば、イの電力計(W)と周波数計(Hz)は、瞬時の負荷状況と電源の質を同時に確認したい場合に用いられます。一方、正解であるハの電力計(W)と力率計(cosφ)の組み合わせは、動力負荷の多い回路において、電力の有効利用やコンデンサによる進相制御の指標とするために非常に一般的な組み合わせです。

実務における計測器の重要性

第一種電気工事士の試験範囲において、こうした計器の図記号を正確に理解することは、単なる暗記以上の意味を持ちます。実際の電気設備では、高圧受電設備において配電盤(キュービクル)の前面にこれらの計器が並んで配置されています。

現場で配電盤を操作、あるいは点検する際、どの場所にどの計器が配置されているかを知っておくことは、安全管理や設備の状態把握において必須の技能です。試験問題で問われる「計器の組み合わせ」は、設計者が意図した監視対象がどこにあるのかを読み取るための「リテラシー」を試すものと言えます。図記号を記号の羅列として覚えるのではなく、配電盤上のメーターをイメージして、どの計器が並んでいると設備全体の状態が把握しやすいかを想像しながら学習を進めると、記憶が定着しやすくなります。

参考リンク

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