第一種電気工事士試験 / 平成26年度 上期 学科試験 / 問14
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平成26年度 上期 学科試験 問14 解説 電気工事用材料の名称

設問図

写真に示す品物の名称は。

  1. イ. アウトレットボックス
  2. ロ. コンクリートボックス ✓ 正答
  3. ハ. フロアボックス
  4. ニ. スイッチボックス

解説

この問題は、写真に写っている器具の形状的特徴を捉え、その用途と関連付けることで正解を導き出します。ポイントは、ボックス側面に設けられた「ノックアウト(配管を通すための穴の予備)」の存在と、コンクリート打設時に形が崩れないよう補強された構造を見抜くことです。

ボックス類の外観による判別

電気工事で使用される金属製ボックスには似た形状のものが多いですが、以下の点に注目することで判別が可能です。

・コンクリートボックス 写真のように、本体が深く、コンクリートを流し込んだ際の圧力に耐えられるような堅牢な構造をしています。また、コンクリート埋設時に型枠に固定するための「耳(取り付け金具)」が張り出しているのが大きな特徴です。

・アウトレットボックス 露出配管や天井裏など、既にできあがった壁や天井に取り付ける際に使用されます。コンクリートボックスに比べて浅く、形状も正方形や八角形のものが一般的です。

・フロアボックス 床面に埋め込み、コンセントや情報通信用のジャックなどを引き出せるように設計された特殊なボックスです。蓋の形状や開閉機構が他のボックスと明らかに異なります。

現場における設置環境の想像

試験問題において、これらの器具を見分ける能力が問われる背景には、実際の現場での使い分けを理解しているかという意図があります。

コンクリート造の建物(RC造)の電気工事では、コンクリートを流し込む前に配管とボックスを配置しなければなりません。これを「先行配管」と呼びます。コンクリートの重圧でボックスが潰れたり、セメントが内部に侵入したりしないよう、頑丈なコンクリートボックスを選択し、コンクリート打設後も配管が確実に貫通していることを確認する作業が不可欠となります。

一方で、木造住宅や既存の建物での改修工事では、後から穴を開けて取り付ける「アウトレットボックス」が主役となります。このように、建物構造と工事の工程に合わせて適切な材料を選定することは、電気工事士にとっての基礎的なスキルです。

知識の体系的整理

それぞれの名称と主な用途を以下のように整理しておくと、現場でも迷うことがありません。

  • コンクリートボックス:コンクリート内埋込用。型枠固定用の耳がある。
  • アウトレットボックス:露出配管の接続点や、照明器具の取り付けに使用。
  • フロアボックス:床面からの電源供給用。蓋付きで、上に人が乗れる強度がある。

これらの器具は、配線ルートの「接続」「分岐」「中継」を担う重要な役割を持っています。まずは形状的な特徴である「深さ」と「取付金具(耳)」の有無を写真から確認する習慣をつけましょう。

参考リンク

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