第一種電気工事士試験 / 平成27年度 筆記試験 / 問45
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平成27年度 筆記試験 問45 解説 図記号

⑤に設置する機器として,一般的に 使用されるものの図記号は。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ.
  3. ハ. ✓ 正答
  4. ニ.

解説

計器用変圧器(VT)の一次側に接続される保護装置の図記号を特定し、その記号が示す保護機器の役割を理解することで正解を導き出します。今回のケースでは、VTの一次側にはパワーヒューズ(PF)が必須であるというルールに基づき、PFの図記号である「T字型(横棒)」が付随しているハを選択します。

計器用変圧器(VT)とパワーヒューズの組み合わせ

受電設備の単線結線図において、高圧回路の電圧を測定するための計器用変圧器(VT)は、高圧電路に直接接続されます。万が一、VT内部で短絡事故が発生した場合、高圧回路側に事故が波及し、広範囲な停電を引き起こす恐れがあります。これを防ぐため、VTの一次側には必ず保護装置であるパワーヒューズ(PF)を直列に接続することが義務付けられています。

図記号の読み方として、回路の遮断要素を表す記号にはいくつかの種類があります。

  • イ:円弧状の記号(避雷器等に使われる)
  • ロ:バツ印(一般的なヒューズや特定の回路遮断器に使われることがある)
  • ハ:横棒(T字型)がパワーヒューズの図記号
  • ニ:丸印

試験において、計器用変圧器の一次側であれば「必ずPFがある」という構造を覚えていれば、迷わず記号の特徴からハを選ぶことができます。

回路構成から学ぶ設計の意図

この問題は、単に記号を暗記しているかだけでなく、高圧受電設備における保安上のセーフティネットがどのように設計されているかを理解しているかを問うています。高圧回路の測定機器は、それ自体が故障した際にもシステムの安定性を損なわないよう、上位回路から速やかに切り離せる構成になっている必要があります。

現場で単線結線図を読み解く際、VTの一次側にヒューズがない設計はあり得ません。この「VT=PFとセット」という知識は、実務において図面を確認する際の基本チェック項目となります。もし設計図にこのPFの記載が欠けていれば、それは保安上の重大な不備であると即座に判断できるような技術的感覚を養うことが、この問題の教育的意図です。

現場での活用と図記号の重要性

実際の現場では、竣工後の検査や点検において、図面通りに機器が配置・接続されているかを確認します。その際、図記号は言語を介さない共通のコミュニケーションツールです。パワーヒューズの記号を正確に理解しておくことは、点検時に「VTの一次側にあるべきヒューズが適切に設置されているか」を目視確認し、安全を守るための第一歩となります。

参考リンク

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