第一種電気工事士試験 / 平成28年度 筆記試験 / 問42
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平成28年度 筆記試験 問42 解説 接点の図記号

②で示す部分に使用される接点の図 記号は。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ. ✓ 正答
  3. ハ.
  4. ニ.

解説

シーケンス図における「b接点(常時閉接点)」の記号を識別することが、この問題の正解への道筋です。図記号の形状から、回路が最初から閉じているか開いているかを判断します。

接点の状態を識別する視覚的ルール

シーケンス図の接点記号を理解する際は、以下の2つの特徴に着目します。

  1. 接点が物理的に接触しているか(常時閉:b接点)
  2. 接点が物理的に離れているか(常時開:a接点)

今回問われているb接点は、電気的に「通電状態」にある接点です。図記号を見ると、斜めのラインが固定接点に接触している状態が描かれています。一方でa接点は、このラインが固定接点から離れており、隙間があるのが特徴です。

また、押しボタン(押釦)スイッチの図記号には、その操作部分(頭の部分)が丸い「押しボタン形」と、記号が直線的な「リミットスイッチ形」などの区別がありますが、b接点であれば共通して「回路が閉じている」状態が図示されます。選択肢のロは、押しボタンの形状をしており、かつ接点が接触しているため、b接点として正しく表現されています。

動作状態による記号の使い分け

この知識は、制御回路を読み解く際の基本となります。a接点は「押したときに回路が閉じる(動作する)」ために用いられ、b接点は「押したときに回路が開く(停止させる)」ために用いられます。

実務においては、非常停止ボタンやインターロック回路など、安全に関わる部分には必ずb接点が使用されます。もし非常停止ボタンにa接点を使ってしまうと、万が一配線が断線した場合に「ボタンを押しても反応しない(停止できない)」という致命的なリスクが生じるからです。b接点であれば、断線した瞬間に回路が開くため、安全側に働く(フェイルセーフ)設計が可能になります。

試験問題では、図記号を暗記するだけでなく、その記号がどのような制御意図(始動用なのか、停止用なのか)を持っているのかを併せて理解しておくと、複雑なシーケンス図も論理的に理解できるようになります。

参考リンク

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