第一種電気工事士試験 / 平成29年度 上期 筆記試験 / 問49
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平成29年度 上期 筆記試験 問49 解説 接地工事の図記号

設問図

⑨で示す部分の図記号で,正しいものは。

選択肢図
  1. イ. ✓ 正答
  2. ロ.
  3. ハ.
  4. ニ.

解説

図記号の添字であるアルファベットを確認します。A種接地工事であればEA、B種であればEBというように、接地工事の種類と対応するアルファベットを見比べることで正解が導けます。この問題では、対象となっている場所がどの接地工事を必要とする箇所であるかを判断し、対応する記号を選びます。

接地工事の記号とルール

電気設備技術基準において、接地工事はA種、B種、C種、D種の4種類に分類されています。図面上の図記号は、これらと対応させて以下のように表記されます。

  • A種接地工事: EA
  • B種接地工事: EB
  • C種接地工事: EC
  • D種接地工事: ED

このように、アルファベットの末尾がAからDまでの接地工事の種類をそのまま示しているため、迷うことはありません。重要なのは、設計図面がどの接地を求めているかを判別するスキルです。

記号選択の思考手順

試験でこの種の問題が出題された場合、以下の手順で思考を整理しましょう。

  1. 図面内の対象部分を確認し、それが高圧機器のケースなのか、低圧機器の金属製外箱なのか、あるいは変圧器の二次側なのかを特定する。
  2. 特定した機器や箇所に対して、技術基準上どの接地工事が必要かを想起する。
  3. 思い出した接地種別(A〜D種)と、選択肢の記号を一致させる。

たとえば、高圧受電設備において、避雷器や高圧機器の外箱などはA種接地が基本です。一方で、300V以下の低圧機器の鉄台や金属製外箱にはD種(300Vを超える場合はC種)が適用されます。このように、設備の電圧や用途から接地種別を導き出す練習をしておけば、この問題は確実に得点源となります。

実務における接地図記号の重要性

この知識は、施工図面を読む力として現場で直結します。現場では単に記号だけでなく、接地抵抗値がどのくらい求められているかという数値とセットで理解することが求められます。例えば、A種は10Ω以下、D種は100Ω以下(漏電遮断器がある場合は500Ω以下)といった具体的な数値制限があります。

図記号は施工に対する指示書そのものです。設計図に書かれたEAやEDという記号を見た瞬間に、その場所で「どの程度の接地抵抗値を目指すべきか」「どのような接地極が必要か」を即座に判断できる能力は、第一種電気工事士として安全な電気工事を行うための基礎体力となります。

参考リンク

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