第一種電気工事士試験 / 2019年度 第一種電気工事士 筆記試験 / 問15
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2019年度 第一種電気工事士 筆記試験 問15 解説 配線材料の名称

設問図

写真に示す材料の名称は。

  1. イ. 金属ダクト
  2. ロ. 二種金属製線ぴ ✓ 正答
  3. ハ. フロアダクト
  4. ニ. ライティングダクト

解説

この問題は、写真に写っている部材の形状的特徴から「二種金属製線ぴ(レースウェイ)」であることを即座に判断します。金属製で断面が溝型(U字型)になっており、比較的小型で、天井などに吊り下げて電線を露出配線するために用いる点が最大の識別ポイントです。

形状と用途による識別方法

写真を見ると、金属製の長尺部材であり、上部が開放された溝型形状をしています。これと類似する部材として選択肢には「金属ダクト」「フロアダクト」「ライティングダクト」が挙げられていますが、以下の特徴で明確に区別できます。

  1. 二種金属製線ぴ(レースウェイ):比較的小型で、主に照明器具の取り付けや小規模な露出配線に使用します。断面寸法も小さく、吊り下げ施工が一般的です。
  2. 金属ダクト:二種金属製線ぴよりもサイズが大きく、多数の太い電線を収める際に使用します。蓋(カバー)がしっかり閉まる構造が一般的です。
  3. フロアダクト:床下に埋め込んで使用する部材です。写真のような露出用ではありません。
  4. ライティングダクト:照明器具をスライドさせて取り付けるための専用レールです。給電機能と照明保持機能を持ちますが、一般的な電線収容を目的とした「線ぴ」とは用途が異なります。

今回の写真は、サイズ感と構造から典型的なレースウェイ、すなわち「二種金属製線ぴ」と判断します。

現場で求められる知識の構造

第一種電気工事士試験において材料を問う問題は、単なる名称の暗記ではなく、現場での「適材適所」の理解を求めています。

線ぴ工事は、金属管工事に比べて配線の変更や増設が容易であるというメリットがあります。しかし、収容できる電線の断面積や支持点距離などの制約が電気設備技術基準で細かく定められています。特に「二種金属製線ぴ」は、工場やオフィスなどの天井から照明を吊るす際によく使われるため、実際の工事現場では施工図面に「レースウェイ」と記載されていることがほとんどです。試験用語である「二種金属製線ぴ」と実務用語の「レースウェイ」を直結させて覚えておくことが、試験合格およびその後の実務の両面で非常に重要です。

また、写真のサイズ(幅40mm、高さ45mm程度)は、線ぴの中でも標準的な寸法です。このような外観の特徴を捉えておくことで、試験本番で他の似たような部材(金属ダクトなど)と見分ける力を養うことができます。

参考リンク

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