第一種電気工事士試験 / 令和4年度 第一種 筆記試験 午後 / 問49
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令和4年度 第一種 筆記試験 午後 問49 解説 機器の識別

④に設置する機器は。

選択肢図
  1. イ. ✓ 正答
  2. ロ.
  3. ハ.
  4. ニ.

解説

この問題は、写真に示された機器が何であるか、その外観的特徴から識別する問題です。正解はイの「計器用変成器(MOF)」です。

外観による機器識別のポイント

高圧受電設備において、計器用変成器(MOF)は電力量計へ供給するための電圧と電流を取り出すために設置されます。以下の外観的特徴を覚えておくと、他の機器との識別が容易になります。

・イ:計器用変成器(MOF)。外観として、高圧ケーブルを接続する端子(一次側)のほか、端子箱(二次側)が設けられており、全体的に金属製の箱型構造をしているのが特徴です。 ・ロ:計器用変圧器(VT)または変流器(CT)。単体または小規模な構成で、内部のコイルが見えるタイプや樹脂モールドタイプなどが一般的です。 ・ハ:高圧受電設備用の避雷器などが含まれる組み合わせ機器、あるいは特定の保護装置。 ・ニ:乾式変圧器など。コアやコイルが露出しているのが特徴的です。

計器用変成器は、電圧と電流の双方を変成するため、他の小型の変成器と比較して構造が大きく、一次側の入力端子が3相分明確に配置されている点に注目してください。

現場で求められる知識の構造

この問題が問うているのは、単なる暗記ではなく「受電設備の構成部品がどのような形をしていて、どこに何が設置されているか」という空間的な把握能力です。

現場の電気主任技術者や電気工事士が、キュービクル(高圧受電盤)を開けたとき、目の前にある部品が図面に描かれた記号のどれに該当するのかを瞬時に判断する必要があります。特にMOFは、電力会社との受電点付近に設置され、検針のための重要な役割を果たすため、その存在感や形状を実機に即して理解しておくことが極めて重要です。

また、計器用変成器は高圧側と低圧側の絶縁が重要であり、設置の際には端子箱の防湿や接続部の絶縁被覆が適切に行われているかを確認するスキルが求められます。試験で写真識別が出題される背景には、実務で目にする機器を正しく認識し、不具合の予兆や安全上の危険性を早期に察知できるようにするという意図があります。

参考リンク

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