第一種電気工事士試験 / 令和6年度 下期 学科試験 / 問50
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令和6年度 下期 学科試験 問50 解説 接地工事の図記号

⑩で示す部分の図記号で,正しいものは。

選択肢図
  1. イ. ✓ 正答
  2. ロ.
  3. ハ.
  4. ニ.

解説

この問題は、電気設備の図面に記載される接地工事の種類を問う基本的な知識問題です。正解は「イ」のEA(A種接地工事)です。

図面上で指示された接地工事の種類(A種、B種、C種、D種)と、選択肢に示された記号の添字(EA、EB、EC、ED)を正しく対応させることが解答のポイントとなります。

接地記号の仕組みと識別方法

電気設備技術基準において、接地工事は危険防止のために施工が義務付けられています。設計図面や単線結線図では、その接地がどの種別であるかを明示するために、アルファベットの添字を用います。

各記号の意味は以下の通りです。

  • EA: A種接地工事(高圧用変圧器の混触防止など)
  • EB: B種接地工事(低圧側電路の接地など)
  • EC: C種接地工事(300Vを超える低圧機器の金属製外箱など)
  • ED: D種接地工事(300V以下の低圧機器の金属製外箱など)

問題の図で指示されている接地箇所の用途(受電設備、配電盤、機器の金属外箱など)から、どの種別の接地が求められているかを判断します。試験では問題全体の単線結線図を確認し、その接地が「高圧機器用なのか」「低圧機器用なのか」「変圧器の二次側用なのか」といった文脈を読み取ることが求められます。

実務における接地記号の重要性

この知識は、単なる試験対策にとどまらず、現場での施工計画や検査において不可欠です。

例えば、D種接地工事を求められている箇所に誤って別の種別の接地線を接続してしまえば、故障時の遮断機能が十分に働かない可能性があります。また、施工後の自主検査や官庁の竣工検査において、図面上の記号と実際の接地抵抗値が適切であるかを照らし合わせることは、電気工事士の基本的な責務です。

試験問題としては、このような基礎的な記号の意味を正確に記憶しているかを確認することで、安全基準に対する最低限の理解度を測る意図があります。接地種別は、電圧階級や設置環境(水気がある場所など)によって細かく規定されているため、余裕があれば「どの種別がどの電圧・機器に適応されるのか」という適用範囲まで合わせて確認しておきましょう。

参考リンク

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