令和5年度 下期 学科試験(午前) 問32 解説
②で示す部分の図記号の傍記表示「WP」の意味は。
- イ. 防雨形 ✓ 正答
- ロ. 防爆形
- ハ. 屋外形
- ニ. 防滴形
解説
図記号の傍記表示であるアルファベットの意味をそのまま覚えるだけで正解できる問題です。WPはWaterproof(ウォータープルーフ)の略語であり、そのまま防雨形を指します。
flowchart LR
A[図記号の傍記] --> B{WPとある?}
B -->|はい| C[Waterproof]
C --> D[防雨形]
D --> E[屋外・雨がかかる場所向け]図記号の傍記表示の意味
電気工事士試験の配線図問題では、機器の形状や機能を示すために、図記号の横にアルファベットが添えられていることがあります。これらは英語の単語を略したものが多いため、意味とセットで暗記しておくと迷わなくなります。
・WP:Waterproof(防雨形) ・EX:Explosion-proof(防爆形) ・D:防滴形(JIS等の規定により定義が異なりますが、試験対策としてはWPとの違いを整理しておくことが重要です)
防雨形とは、屋外に設置されるコンセントやスイッチにおいて、雨水が直接かかる場所でも支障なく使用できる構造を指します。今回の問題の図面を見ると、②はベランダという屋外に面した場所にあるコンセントを示しているため、防雨形であるWPの記号が付与されていることが読み取れます。
試験での狙いどころ
この知識は、複線図を書く際や施工条件を確認する問題で頻出します。特に屋外配線が必要なコンセントやスイッチの記号が出てきたとき、図面にWPの記載があるかないかで見落としを防ぐ必要があります。
例えば、実技試験(技能試験)においても、防雨形コンセント(WPコンセント)を使用する指定がある場合には、普通のコンセントと間違えないように注意しなければなりません。学科試験でこの記号の意味を正確に理解しておくことは、施工現場のルールを理解することに直結するため、非常に重要な基礎知識といえます。
混同しやすい用語として、防爆形(可燃性ガスがある場所で使用するもの)や防滴形(水滴が入りにくい構造のもの)がありますが、これらは用途が全く異なります。WPを見たら「屋外の雨がかかる場所=防雨」と反射的に変換できるようにしておきましょう。