第二種電気工事士 / 令和6年度 下期 学科試験 / 問34
certification-simodake-work

令和6年度 下期 学科試験 問34 解説

別表1

④で示す電線の種類は。

  1. イ. 600V 耐燃性ポリエチレン絶縁電線
  2. ロ. 600V 耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線
  3. ハ. 600V 架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル ✓ 正答
  4. ニ. 600V ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形

解説

この問題は、配線図の図面内にある「図記号」と「凡例(または図中の記述)」を照らし合わせることで解決します。

まず、図面右下の駐車場付近を確認してください。そこには「EM-CE5.5」という文字が記載された引き出し線があり、これが④の場所を指し示しています。ここから、電線の種類を特定する手順は以下の通りです。

  1. 図面に書かれた略号「EM-CE」の意味を特定する
  2. 各選択肢の名称と略号を照合する

図面で使われている略号の読み方は、第二種電気工事士試験における基礎知識です。

EM-CEの意味 EM-CEは、以下の要素の組み合わせで構成されています。

EM: 耐燃性ポリエチレン(エコケーブル) C: 架橋ポリエチレン絶縁 E: ポリエチレンシース

これをつなげると「600V 架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル」となります。これが選択肢ハに該当します。

試験での判断ポイント 試験においてケーブルの種類を問う問題では、略号を覚えているかどうかが勝負になります。特に重要なのは以下の頭文字です。

VVF: ビニル絶縁ビニルシースケーブル(平形) CV: 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル EM-EEF: エコケーブル(ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル)

今回の問題のように「EM」から始まるものはエコケーブルと呼ばれ、火災時に有害なガスが発生しにくい特性があるため、近年試験での出題頻度が高まっています。

よくある間違いとして、CVケーブル(絶縁体に架橋ポリエチレンを使用)とEMケーブル(エコケーブル)を混同するケースがあります。CVは外装にビニル(V)が使われていますが、EMは外装も耐燃性ポリエチレン(E)であるという違いがあります。図面上の指定が「EM-CE」なのか「CV」なのかを正確に読み取る訓練をしておきましょう。

また、図面によっては「EM-IE」や「EM-EEF」など、他のエコ電線も登場します。接頭辞の「EM」は共通して「耐燃性・エコ」を意味すると覚えておくと、初見の表記でも推測しやすくなります。

graph TD
  A["図面の表記: EM-CE5.5"] --> B["略号を分解"]
  B --> C["EM = 耐燃性ポリエチレン"]
  B --> D["C = 架橋ポリエチレン絶縁"]
  B --> E["E = ポリエチレンシース"]
  C --> F["600V 架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル"]
  D --> F
  E --> F
  F --> G["選択肢ハ"]

学習の記録にははてなブックマーク!

気づいたこと・覚えたことをコメントにメモしよう