第二種電気工事士 / 令和6年度 上期 学科試験 / 問46
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令和6年度 上期 学科試験 問46 解説

別表1
設問図

⑩の示す接地線を直線重合せ接続する場合の工具とスリーブの組合せとして、適切なものは。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ.
  3. ハ.
  4. 二. ✓ 正答

解説

この問題は、電路の接地線工事において用いられる「リングスリーブ(E形)」と「専用圧着工具」の正しい組み合わせを選べるかを問うものです。

正解にたどり着くための判断手順は以下の通りです。

flowchart TD
    A[図面の表記を確認] --> B[E5.5]
    B --> C[接地線の接続条件]
    C --> D[リングスリーブE形を選定]
    D --> E[対応する圧着工具を選ぶ]
    E --> F[5.5sqは小スリーブ運用]
  1. 図面から対象を確認する:図面内の「⑯」には「E5.5」という表記があります。これは接地線に呼び径5.5平方ミリメートルの軟銅線を使用することを意味しています。
  2. スリーブの種類を特定する:屋内配線の接地線接続には、リングスリーブ(E形)を使用するのが原則です。Pスリーブは主に屋外配線の接続などで用いられるため、選択肢から除外します。
  3. 工具の種類を特定する:リングスリーブの圧着には、リングスリーブ用圧着工具(JIS規格品)を使用します。この工具は、握り手の色が黄色(小・中用)のものと、赤色(中・大用)のものがありますが、5.5平方ミリメートルの接続には「小」のスリーブを使用するため、黄色いハンドルを持つ圧着工具が適しています。

リングスリーブと工具の基本知識

電気工事士試験において、リングスリーブは最も頻繁に登場する接続材料です。以下のポイントを整理しておきましょう。

・リングスリーブ(E形)のサイズ: 接続する電線の太さと本数に応じて「小」「中」「大」のサイズを使い分けます。5.5平方ミリメートルの接地線は小スリーブを使用するのが一般的です。

・圧着工具の選定: リングスリーブ用圧着工具は、刻印(小・中・大)を確認できるものを使用しなければなりません。現場作業においては、電線の太さに適したスリーブサイズを選定し、確実に圧着マークが残るように施工することが義務付けられています。

試験での活用パターン

この知識は、筆記試験だけでなく実技試験(技能試験)でも直結する重要な内容です。

・筆記試験:今回のように「接続する電線の太さ」から「適切なスリーブと工具の組合せ」を問う問題が頻出します。図面の記号(E5.5など)を見落とさないことが重要です。

・技能試験:複線図の作成後、実際に圧着を行う際に必ず使用します。圧着工具の握り部分の色と、スリーブの刻印の組み合わせを間違えると欠陥(重大欠陥)となります。例えば、2.0平方ミリメートルを2本接続する際は「小スリーブ」を使い、圧着工具の「小」のダイスで圧着する、といったルールを指先に叩き込んでおきましょう。

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