令和7年度 上期 学科試験 問25 解説
選択肢の各図のうち,アナログ式絶縁抵抗計の表示部として,正しいものは。
- イ.
- ロ.
- ハ. ✓ 正答
- ニ.
解説
アナログ式絶縁抵抗計の目盛りは、左端が無限大()、右端がゼロ()になるという「逆数メモリ」になっている点に注目してください。この配置になっているものが正解です。
絶縁抵抗計の目盛りの仕組み
絶縁抵抗計(メガー)は、電路の絶縁状態を確認するための測定器です。絶縁状態が良いほど抵抗値は非常に大きくなるため、測定値が無限大()に近いほど良好であると判断されます。
通常の電流計や電圧計は、左から右に向かって数値が大きくなる目盛りを採用していますが、絶縁抵抗計はこれとは逆で、右端を短絡状態()、左端を開放状態()としています。
各選択肢をこのルールに照らし合わせると以下の通りです。
- イ:左端がになっており、通常の電圧計や電流計のような目盛りです。
- ロ:力率計などの目盛りであり、中央に「」が配置されています。
- ハ:左端が、右端がとなっており、絶縁抵抗計の特性と一致しています。
- ニ:左端から右に向かって数値が大きくなっており、これも通常の計器の目盛りです。
現場での測定と試験対策
この問題は、試験対策としてだけでなく、現場での正しい測定器の選択と読み取りにおいても非常に重要です。
絶縁抵抗測定は、電気工事の完了時に絶縁性能を確認するために必ず行います。もし測定器を読み間違えて、に近い数値を「抵抗が大きい」と勘違いしてしまうと、致命的な誤判断につながります。
試験においては、本問のような「計器の目盛りの特徴を問う問題」や「測定手順に関する問題」が頻出します。
- アナログ絶縁抵抗計:左が、右が
- 電圧計・電流計:左が、右が最大値
- 力率計:中央が(進み・遅れで左右に振れる)
これらの計器の「ゼロ点」と「最大表示」がどこにあるのかをセットで覚えておくと、試験本番で迷うことがなくなります。特に絶縁抵抗計は、目盛りの非線形性(付近の目盛りが粗く、に近い側の目盛りが細かい)も合わせて理解しておきましょう。