ITパスポート試験 / 平成21年度 秋期 ITパスポート試験 / 問97
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平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問97 解説 データ容量の計算

I社は, 月末に図1の各表のデータをバックアップしている。取引先担当者表が次のような構成となっているとき, 取引先担当者表を記録するには, 少なくとも何kバイトの領域を確保する必要があるか。ここで, バックアップでは, データの圧縮は行わないものとする。 〔取引先担当者表の構成〕 ・件数: 10,000件 ・取引先コード, 電話番号: それぞれJISの1バイトコードで10文字 ・部署名: JISの2バイトコードで20文字 ・所在地: JISの2バイトコードで40文字 ・名前, 役職: それぞれJISの2バイトコードで10文字

  1. ア 1,000
  2. イ 1,500
  3. ウ 1,800 ✓ 正答
  4. エ 2,000

解説

各項目のバイト数を合計し、件数を掛けることで全体のデータ量を算出します。最後に単位をkバイトに換算することで正解を導き出します。

1レコードあたりの容量を計算する

まずは、表の1行(1レコード)分が何バイトになるかを計算します。文字コードのバイト数に注意が必要です。

・取引先コード: 10文字 × 1バイト = 10バイト ・電話番号: 10文字 × 1バイト = 10バイト ・部署名: 20文字 × 2バイト = 40バイト ・所在地: 40文字 × 2バイト = 80バイト ・名前: 10文字 × 2バイト = 20バイト ・役職: 10文字 × 2バイト = 20バイト

これらを合計すると、1レコードあたり 10 + 10 + 40 + 80 + 20 + 20 = 180バイトとなります。

全体の容量を求め、単位を換算する

全件数は10,000件ですので、必要な領域の総量は以下の通りです。

180バイト × 10,000件 = 1,800,000バイト

問題文では「1kバイト = 1,000バイト」と指定されています。したがって、以下の計算でkバイトに換算します。

1,800,000バイト ÷ 1,000 = 1,800kバイト

よって、選択肢ウの1,800が正解となります。

データ量計算の考え方

この問題のポイントは、コンピュータにおける文字データの扱いを正確に把握することです。ITパスポート試験では、JISコード(またはシフトJISやUTF-8などの文字コード)において、半角英数字は1バイト、全角文字(日本語など)は2バイト以上で表現されるというルールが頻出します。

実務においては、データベースの設計を行う際に「どの程度のストレージ容量を用意すべきか」という見積もりは非常に重要です。例えば、顧客リストが数万件、数十万件と増えた場合に、ディスク容量が足りなくなる事態を避けるため、設計段階でこのように概算を行います。

特にバックアップ計画を立てる際は、データの圧縮率だけでなく、元のデータの総量を正しく把握していないと、バックアップ用のサーバーやクラウドストレージの予算確保に失敗する恐れがあります。この問題は、単なる計算練習ではなく、システムリソースを計画的に管理するための基礎的な知識を問うています。

参考リンク

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