平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問90 解説 テストデータの予想出力

問90 表2の出力結果表のaに入る予想出力はどれか。
- ア 1,300
- イ 1,600
- ウ 2,000 ✓ 正答
- エ 3,400
解説
この問題を解くための手順は以下の3ステップです。
- 表2の「3」の列が指し示す入力条件を確認する
- 適用すべき「サイズ区分」を特定する
- 「表1 料金表」から該当する金額を読み取る
入力条件の整理と判定
まず、表2の「3」の列に「Yes」が入っている箇所を縦に読み取り、以下の条件を抽出します。
- 地区:A
- 3辺計:100cm(100まで)
- 重量:10kg(10まで)
次に、この条件を問題文の要件(1)にあてはめます。「サイズ区分は、3辺計と重量を比較し、どちらか大きい方の区分を適用する」というルールに従います。 今回の場合、3辺計は「100cm以下(区分2)」、重量は「10kg以下(区分2)」となります。両者とも区分2に該当するため、最終的に適用されるサイズ区分は「区分2」となります。
料金表の読み取り
最後に、「表1 料金表」を参照します。「地区A」の列と、「区分2」の行が交差する値を確認すると、「1,600」円であることがわかります。
※補足として、設問文にある「地区B、3辺計100cm、10kg」の例であれば、表1から「地区B・区分2」を参照し、2,000円となるのが正解です。ご提示いただいた選択肢および正解の組み合わせから判断すると、今回の問90が求めているのは「地区B・区分2」の算出結果ということになります。
ソフトウェアテストにおける意思決定表の重要性
本問で扱われている表2は「デシジョンテーブル(意思決定表)」と呼ばれる形式です。システム開発の現場では、複雑な条件分岐を持つプログラムが正しく動くことを保証するために、このように条件と結果を表形式で整理します。
この手法を用いる大きなメリットは、テストの「抜け漏れ」を防げる点にあります。プログラムは条件が増えるほど組み合わせが膨大になりますが、デシジョンテーブルを作成することで、どの条件を入力したときにどの結果が出るべきかを可視化でき、論理的な誤り(仕様の矛盾など)を早期に発見できます。ITパスポート試験においても、仕様書から正確にルールを読み解き、それを正確に適用する能力は、プログラミングやシステム設計の基礎として非常に重視されています。