ITパスポート試験 / 平成22年度 秋期 ITパスポート試験 / 問91
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平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問91 解説 テスト結果の妥当性判断

別表1
設問図

問91 次の表は,テストデータ(地区,3辺計,重量)を用いて実際にテストを行った\n結果の一部である。この結果の判断として,適切なものはどれか。

  1. ア 3辺計が60cmで重量が5kgのときの出力結果に誤りがある。 ✓ 正答
  2. イ サイズ区分が区分3のときの出力結果に誤りがある。
  3. ウ 出力結果に誤りはない。
  4. エ 地区Cの出力結果だけに誤りがある。

解説

この問題は、提示された「料金表」と「実際のテスト結果」を照らし合わせて、誤った数値が出力されていないかを検証する問題です。

解き方のポイントは、入力データから正しい「サイズ区分」を特定し、料金表の正解とテスト結果を比較することです。

判定のプロセス

まず、与えられたルールを確認します。サイズ区分は、3辺計と重量を比較して「大きい方の区分」を適用します。

  1. 地区C、3辺計60cm、重量5kgの場合

    • 3辺計60cmは「区分1(80まで)」に該当します。
    • 重量5kgは「区分1(5まで)」に該当します。
    • 両方の区分が1なので、適用されるのは「区分1」です。
    • 料金表の区分1・地区Cを見ると、正解は「1,150円」です。
    • しかし、テスト結果は「1,400円」となっています。ここで誤りが見つかりました。
  2. 地区D、3辺計60cm、重量5kgの場合

    • 同様に、サイズ区分は「区分1」です。
    • 料金表の区分1・地区Dを見ると、正解は「1,800円」です。
    • しかし、テスト結果は「2,350円」となっています。こちらも誤りです。

テストデータの上段と下段で、いずれも区分1の料金が正しく反映されていないことがわかります。したがって、選択肢アが正解となります。

ホワイトボックステストにおける検証の重要性

この問題は、プログラムの仕様(要件定義)に基づき、条件分岐が正しく動作しているかを確かめる「ホワイトボックステスト」の一種です。開発者は、料金表の境界値(80cm、100cm、5kg、10kgなど)を意識してテストデータを作成する必要があります。

実務においては、単に「動くかどうか」を確認するだけでなく、このように「どの条件でどの値が返るべきか」を事前に予測し、期待値と実行結果が一致するかを網羅的に検証することが、バグのないプログラムを作るための標準的なプロセスとなります。

なぜこの判断が必要なのか

ITパスポート試験では、複雑なプログラムコードを書く能力は問われませんが、今回のように「仕様書を正確に読み解き、論理的に矛盾を見つける能力」が重視されます。システムが正しく設計・実装されているかを検証する作業は、プロジェクトマネジメントやシステム管理においても不可欠なスキルです。仕様と実装の乖離を見つけることは、品質保証(QA)業務の基礎となります。

参考リンク

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